エドシャ

エドシャのハイライト

エドシャ(Edscha AG)は、ドアヒンジ、ドアチェックシステム、ブレーキペダル、パーキングシステムなどを生産している、ドイツの自動車部品メーカーです。乗用車向け車体骨格部品を扱うスペインの自動車部品メーカー、ゲスタンプ・オートモーション(Gestamp Automocion S.A.)の傘下に属しています。
ドアヒンジに関して、エドシャはヨーロッパにおいて約50%の販売シェアを持っています。

エドシャは1870年に設立された企業です。当初は馬車のヒンジ、取付部品、ロックなどを扱っていましたが、1913年からヒンジを専門的に生産するようになり、1932年に自動車産業に参入しました。
1963年にはドイツ国内に工場を開所し、1975年には初めて海外に生産拠点を設置。
1999年の上場以降、他のヒンジメーカーの買収やアメリカにおける研究開発・生産・供給体制の整備などを実施するなど、事業の拡大を推進しました。
2004年以降はカーライル・グループ(Carlyle Group)傘下に属していましたが、2008年に経営が悪化し、2009年にコンバーチブルルーフシステム事業をドイツの自動車部品メーカーであるベバスト(Webasto)(現:Webasto-Edscha Cabrio GmbH)に売却。同年にヨーロッパ事業の破綻を申請しましたが、2010年にはヒンジシステムとブレーキ部品事業をゲスタンプ・オートモーションに売却し、以降業績を回復させました。
2013年には、自動車部品の軽量化の需要に対応するため、プラスチック部品の生産システム・設備メーカーであるFPS KunststofftechnikとFriedhelm Piepenstockの2社を買収しました。

2015年7月時点では、世界13ヶ国で事業を展開しており、約5千人の従業員を抱えています。
エドシャは主に以下に示す3つの製品分野で事業を展開しています。
・車体部品(Body Components)
(主要製品:ドアヒンジ、ドアチェック、フードヒンジ、トランクヒンジなど)
・電動システム(Powered Systems)
(主要製品:電動リフトゲート、電動トランクリッド、スピンドルドライブなど)
・ドライバーコントロール(Driver Controls)
(主要製品:ペダルシステム、パーキングブレーキ、ハンドブレーキなど)

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 784,302百万円

2013年度

  • 838,304百万円

2014年度

  • 942,690百万円

2015年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結

事業戦略

事業方針

ドアヒンジに関して、エドシャはヨーロッパで約50%の販売シェアを持つ自動車部品メーカーですが、親会社であるゲスタンプ・オートモーション(Gestamp Automocion S.A.)は、エドシャ製品の販売シェアをよりグローバルに高めたい考えを示しています。
中期的には、2017年までにアジアにおけるヒンジシステムやブレーキ部品のシェアを、2013年の倍となる20%に引き上げる方針です。

なお、他社との提携やM&Aに関する動向は以下のとおりです。

  • 2013年1月、ドイツでプラスチック部品の生産システム・設備を手がけていたFPS KunststofftechnikとFriedhelm Piepenstockの2社を、合計4,500万ユーロで買収。自動車部品の軽量化ニーズに対応できるノウハウの拡大が目的。
  • 2013年7月、タイの自動車部品メーカーであるアーピコ・ハイテック(AAPICO Hitech Public Co., Ltd.)と締結した、ヒンジシステム、パーキングブレーキ、フットコントロールなどの開発・生産・販売に関する合弁契約が発効。両社の合弁会社であるエドシャ・アーピコ自動車(Edscha AAPICO Automotive Co., Ltd.)は、主に東南アジアに拠点を設置している日本の完成車メーカー向けに製品を供給。
  • 2013年7月、韓国の自動車部品サプライヤーである平和精工(PHA:Pyeong Hwa Automotive Co., Ltd.)との合弁会社、エドシャPHA(Edscha PHA Ltd.)が操業を開始。同社は韓国の牙山(あさん)で、電動リフトゲート駆動システム、ヒンジシステムの開発・生産・販売を担当。

技術動向

下記は、エドシャの研究開発活動の一例です。


・ゼネラル・モーターズ(GM:General Motors)の「Supplier Quality Excellence Award」を受賞

タイのアーピコ・ハイテック(AAPICO Hitech Public Co., Ltd.)との合弁会社であるエドシャ・アーピコ自動車(Edscha AAPICO Automotive Co., Ltd.)が同賞を受賞。

・日産の「Supplier Quality Award」を受賞

日産のスペイン拠点向けにドアヒンジやフードヒンジを供給している工場、エドシャ・オートモーティブ・ヘンガースベルク(Edscha Automotive Hengersberg GmbH)が、車体部品部門で同賞を受賞。

・ポップアップフード用ヒンジをダイムラー(Daimler)に納入

歩行者への衝突時、保護装置が作動することで負傷を軽減させるフードヒンジを、ダイムラーの「メルセデス・ベンツMクラス(Mercedes-Benz M-Class)」に納入。

グローバル展開

エドシャは2015年7月時点で、世界13ヶ国に33ヶ所の拠点を有しています。このうち製造拠点の国別の内訳は、フランスが1ヶ所、スペインが2ヶ所、チェコが2ヶ所、スロバキアが1ヶ所、ロシアが1ヶ所、アメリカが1ヶ所、ブラジルが1ヶ所、中国が4ヶ所、韓国が1ヶ所、台湾が1ヶ所、タイが1ヶ所です。
現在は、アジアにおける製品シェア拡大に向けた取り組みを実施しています。


○海外における取り組み

■中国での取り組み
  • 2013年8月、江蘇(こうそ)省の昆山(こんざん)に、ヒンジシステムとドアチェックの生産を行う工場、Edscha Automotive Components Kunshan Co., Ltd.を開設。自動組立ラインやマテリアルハンドリング技術に基づいたプレスマシンなどを備えており、将来的にはプラスチック部品の射出成形機や運転制御部品の生産ラインも設置する方針。
■ロシアでの取り組み
  • 2013年9月、トリヤッチに設置した工場の定礎式を実施。ロシアの完成車メーカー向けのドアヒンジ、リフトゲートヒンジ、リアエンドドアヒンジを生産する工場で、年間生産能力は250万ユニット。
■スペインでの取り組み
  • 2015年、ヒンジ、ハンドブレーキレバー、スペアタイヤブラケットなどを生産するカンタブリア工場の年間生産能力を拡大するため、約900万ユーロを投資すると発表。

エドシャの報道ニュース一覧

2016.06.29 ゲスタンプ、グループ会社がメキシコに新工場を建設

グループ6番目のメキシコ拠点2010年以来、ゲスタンプの傘下にある自動車部品サプライヤーであるEdscha社は、メキシコに同社初となる新工場を建設すると発表した...[もっと見る

2016.06.07 Gestamp、フォルクスワーゲングループから2016年ベストサプライヤー賞を獲得
2016.05.16 Gestamp、ホンダとの協働でグレートデザインインスチール賞を獲得
2016.03.14 Gestamp、ロシアにおける4番目の工場を開設
2015.10.30 ゲスタンプ、スペインのバスク州に新工場

エドシャのニュースを全て見る

会社概要

社名 ゲスタンプ・エドシャ・ジャパン株式会社
設立年 2002年11月
本社所在地 〒104-0032 東京都中央区八丁堀3-22-13 PMO八丁堀3F
代表取締役 マークス・ラルフ・キルヒナ
資本金 100百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

転職サポートを依頼する

他の完成車メーカー・部品メーカー情報

外資系自動車部品メーカー

日系自動車部品メーカー情報

外資系完成車メーカー

日系完成車メーカー

他の企業を見る