リナマー

リナマーの企業情報

リナマー(Linamar Corporation)は、総合自動車部品メーカーであるマグナインターナショナル(Magna International)に次ぐ、カナダ第2位の自動車部品メーカーです。
シリンダーブロックやカムシャフトなどのエンジン部品、ディファレンシャルなどの変速機部品を手がけています。

1966年に設立され、当時は防衛・航空・自動車産業向けの機械加工を行っていました。
1980年代、自動車産業に集中することを決定しました。

1998年にはアメリカのEagle Manufacturing L.L.Cを買収したほか、メキシコにエンジンASSYと部品加工の合弁事業を設立。
2000年、カナダのウェスキャスト・インダストリーズ(Wescast Industries Inc.)との合弁会社をハンガリーに設置したほか、TRW Inc.(現:ゼット・エフTRWオートモーティブ・ホールディングス(ZF TRW Automotive Holdings Corp.))とも合弁会社を設立。

2001年、昇降作業台を手がけるSkyjack Inc.の発行済み株式を400万株取得。
2003年にはマクラーレンパフォーマンステクノロジー(McLaren Performance Technologies Inc.)を買収しました。
2005年、Asia-Pacific Groupを設立し、中国で製造工場の建築を開始。

2011年、フランスのFamer Groupの自動車産業部品事業を買収。
2013年にはドイツのムベア(MKG:Muhr und Bender)とMubea Motorkomponenten(MMKG)から、MMKGのカムシャフト事業を買収。
2014年、アメリカのCarolina Forge Company, LLC(CFC)から熱間鍛造事業を買収。
2015年にはドイツのザイセンシュミット(SEI:Seissenschmidt)を買収しました。

2014年末時点では、米州、ヨーロッパ、アジアに48ヶ所の製造拠点、5ヶ所の研究開発拠点、15ヶ所の営業拠点を有し、約18,500人の従業員を有しています。
このうち、パワートレイン/ドライブライン(Powertrain/Driveline)部門の製造拠点は43ヶ所、研究開発拠点は3ヶ所、営業拠点は7ヶ所です。

事業体制は以下の2部門で構成されています。
・パワートレイン/ドライブライン部門
・産業機械(Industrial)部門
上記のうち、パワートレイン/ドライブライン部門が売上高全体の80%以上を占めています。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 290,377百万円

2013年度

  • 336,889百万円

2014年度

  • 416,832百万円

2015年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結

2014年における売上高は、41億7,160万カナダドルで前年比16.0%増となりました。
また、営業利益は4億4,740万カナダドルで前年比39.8%増となりました。

部門別の売上高は、

  • パワートレイン/ドライブライン(Powertrain/Driveline)部門が34億7,930万カナダドルで前年比14.7%増
  • 産業機械(Industrial)部門が6億9,230万カナダドルで前年比23.3%増

となりました。

事業戦略

事業方針

リナマーは現在、「多角化」「グローバル化」「グリーンテクノロジー」の3項目を成長戦略として掲げ、それに伴うM&Aによる事業拡大に注力しています。

○多角化

熱間鍛造メーカーの買収によって鍛造と機械加工の内製化を行い、一貫した生産体制の強化を実施しています。
自動車業界のトレンドである、ギアやデフ、ホイールベアリングなどの軽量化や騒音・振動などの性能向上に対応する方針です。

○グローバル化

ヨーロッパとアジア地域を事業拡大の優先地域に指定しています。2014年にはドイツとインドにエンジン部品の生産工場を新設しました。
また同年、本社のあるカナダのゲルフにも約5億ドルを投じて新工場を建設する計画です。

○グリーンテクノロジー

小型エンジン、多段式オートマチック・トランスミッション(AT:Automatic Transmission)、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT:Dual Clutch Transmission)をターゲットに、軽量化、小型化、騒音低減を優先課題とし、燃費改善や排ガスの抑制に寄与する製品開発を実施しています。

リナマーのM&Aや他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2011年2月、Famer Industrie、Famer Transmissions、Famer Rivoireの3社から成るフランスのFamer Groupの自動車部品事業を買収することで合意。
    同事業ではシリンダーヘッド、エンジンブロック、ギアのほか、エンジンやトランスミッションの部品を手がけていた。
  • 2013年6月、ドイツのムベア(MKG:Muhr und Bender)とその子会社であるMubea Motorkomponenten(MMKG)から、MMKGのカムシャフト事業(ドイツの3拠点)を買収することで合意。
    なお、2013年10月に買収が完了したと発表。
  • 2014年9月、Carolina Forge Company, LLC(CFC)がアメリカのノースカロライナ州に保有している熱間鍛造事業を買収すると発表。
  • 2014年11月、ドイツ、ハンガリー、アメリカに拠点を保有するザイセンシュミット(SEI:Seissenschmidt)の株式34%を取得することで合意したと発表。
    なお、同時点においてすでに残りの株式66%(合計100%)を取得することでも合意。
  • 2015年7月、北米、ヨーロッパ、アジアでの自動車・産業・商業向け鋳造・機械加工製品の供給について、ジョージフィッシャー(Georg Fischer)の傘下に属すジョージフィッシャーオートモーティブ(GF Automotive)と提携することで合意。

なお2016年2月には、両社の合弁会社であるGF Linamarが新たに設置するアルミダイカストの生産工場の建設予定地を、アメリカのノースカロライナ州ヘンダーソン群に決定したと発表。
同拠点では、NAFTA地域の自動車市場向けに供給するパワートレインやドライブライン、構造部品向け軽金属の高圧ダイカストを生産するとしている。

  • 2016年2月、リナマーが行ったMontupetに対する公開買付けの最終結果をフランス金融市場庁が発表。これに伴い、リナマーは同社の株式資本92.84%と議決権92.1%を取得することになる。

2014年末時点で、リナマーはMcLaren Performance開発センターのほか、本国カナダのオリエント州、アメリカ、ドイツ、ハンガリーなどに研究開発拠点を有し、1,235人の従業員が研究開発活動に従事しています。

下記は、リナマーの研究開発活動の一例です。

・電動後輪ユニットを開発

前輪駆動車に搭載することで、後輪をモーターで駆動させることが可能。ハイブリッド自動車(HV:Hybrid Vehicle)や四輪駆動車の開発期間の短縮に寄与するほか、ガソリン車に搭載した場合は燃費が約80%程度向上するとされる。

2つのモーターおよびバッテリー、制御装置、水冷ユニット、ディファレンシャルギアなどを一体化させており、車両サイズや駆動力に対応した3種類のサイズを用意。
なお、制御システムの開発は、パワートレイン構成部品の開発などを行っているオーストリアのエイヴィエル(AVL)と共同で実施。

リナマーの報道ニュース一覧

2017.04.08 リナマー、GMよりサプライヤー・オブ・ザ・イヤーに選出

118社が表彰対象自動車部品のサプライヤー大手のリナマーは、3月31日にフロリダ州オンタリオでとり行われたGM社の25thannualSupplierofthe...[もっと見る

2016.02.26 リナマー、ノースカロライナ州に合弁で新工場を建設
2015.10.19 リナマー、フランスの部品会社を買収することで合意

リナマーのニュースを全て見る

会社概要

社名 リナマージャパン株式会社
設立年 2005年
本社所在地 〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-30ランザンAYビル302
代表取締役 LINDA HASENFRATZ

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

転職サポートを依頼する

拠点一覧

リナマーの拠点(研究開発・テストセンター含む)

海外拠点一覧
  • (米)GF Automotiveとの合弁高圧鋳造部品生産工場

関係会社一覧

リナマーの関係会社一覧

  • Montupet

他の完成車メーカー・部品メーカー情報

外資系自動車部品メーカー

日系自動車部品メーカー情報

外資系完成車メーカー

日系完成車メーカー

他の企業を見る