日立オートモティブシステムズ

日立オートモティブシステムズの企業情報

日立オートモティブシステムズ(日立AMS)は、主に自動車部品・システムの開発・製造・販売・サービスを行う日本の総合自動車部品メーカーです。
2009年7月に日立製作所から分社化して設立され、現在は日立製作所が100%出資し、日立グループに属しています。

2018年3月末の時点では、海外に40ヶ所の生産拠点を有し、本国日本を含めた全世界で約40,400人の従業員を抱えています。
事業体制は、主に以下の4つの事業により構成されています。

・エンジン&シャシー事業
・パワートレイン&電子事業
・走行制御事業
・車載情報システム事業

現在は、「電動化」や「自動運転技術」への対応強化による高収益体質の実現を目指し、両分野の新製品および新技術の開発・供給体制の構築に注力しています。

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 1,001,100百万円

2015年度

  • 992,284百万円

2016年度

  • 1,001,036百万円

2017年度

  • ※米国SEC基準会社・国際会計基準会社は、経常利益に当たるものがないため、税前利益を経常利益とみなします。

従業員数推移

連結

2018年3月期における売上高は、中国での販売増加などが影響し、1兆10億3,600万円で前年比0.9%増となりました。
また、営業利益は495億6,900万円で前年比12.1%減、EBITは424億2,900万円で前年比35.6%減となりました。

2017年3月期における事業別の売上高比率は、

  • エンジン&シャシー事業が約20%
  • パワートレイン&電子事業が約30%
  • 走行制御事業が約20%
  • 車載情報システム事業が約20%
  • その他が約10%

となりました。

日立オートモティブシステムズは中期戦略において、2020年度の売上高を1兆3,000億円に引き上げる目標を掲げています。

事業戦略

事業方針

日立オートモティブシステムズは中期戦略として、2020年度における売上高の数値目標を1兆3,000億円と設定しています。また、2020年度における売上高に占めるエレクトロニクス製品の割合を、2016年度の50%から56%に増やす方針を示しています。

電動化と自動運転システム市場で事業を拡大する方針で、2020年度の電動化向け製品の売上高を、2016年度の数値から3.6倍、自動運転向け製品の売上高を2.3倍増加させる計画です。

なお、アメリカと中国の2大市場で電動化および自動運転車両の生産シェアが高い完成車メーカー(既存顧客)に対して拡販を充填強化する方針で、中国ではGM、アメリカではフォードに対する売上高の拡大を目指しています。

他社との提携状況

日立オートモティブシステムズの他社との提携に関する動向は以下のとおりです。

  • 2017年2月、電動車用モーターの開発・製造・販売を行う合弁会社の設立について、ホンダと基本合意書を締結したと発表。2017年7月には茨城県ひたちなか市に日立オートモティブ電動機システムズを設立したと発表。完成車メーカー各社の電動車用モーター需要に対応するのが目的。
  • 2017年11月、ホンダとの合弁会社である日立オートモティブ電動機システムズが中国の広東省に日立汽車馬達系統(広州)を設立したと発表。同社では電気自動車やPHV車などの電動車用モーターの開発・製造を行う。
  • 2018年11月、中国の浙江万里揚股份有限公司(Zhejiang Wanliyang Co., Ltd.)と、中国市場向けの新エネルギー車駆動システム(e-Axle)の共同開発・生産・販売について、提携枠組み合意書に調印したと発表。

注力分野

日立オートモティブシステムズは「電動化」や「自動運転技術」への対応の強化による高収益体質の実現を目指しており、両分野の新製品や新技術の開発・供給体制の構築を推進しています。

◯電動化

ホンダとの合弁会社である日立オートモティブ電動機システムズが中国に電動車用モーターの生産子会社を設立。また国内とアメリカでも2019~2020年度にかけて生産を開始する計画です。

◯自動運転技術

親会社である日立製作所とクラリオンとバレーパーキングシステムの基本技術を開発したほか、クラリオンとPark By Memory(駐車場の周辺環境を記憶し自動駐車を行う技術)を開発するなど、新技術・新製品の開発を推進しています。

技術動向

下記は、日立オートモティブシステムズの研究開発活動の一例です。

  • 2017年1月、スマートフォンを操作することで車外から自動駐車するリモートパーキングシステムを、クラリオンと共同開発したと発表。同システムは、日立オートモティブシステムズのアクチュエーター制御技術とクラリオンの周辺監視カメラシステムを連携させたもの。
  • 2017年1月、十勝テストコースにて、低速先導車追従走行を含む11種類の先進運転機能を自動運転用ECUに実装し、実証を行ったと発表。
  • 2017年5月、マイルド・ハイブリッド車向けの48Vリチウムイオン電池パックを開発したと発表。出力密度はこれまでの1.25倍、エネルギー密度は1.5倍に向上。
  • 2017年8月、日立製作所と自動運転用アプリケーションを開発する過程で生じる不具合を短時間に再現する技術を開発したと発表。センサー情報だけを記録・再現する従来の手法と比較し、再現にかかる時間が約40%に短縮できることを確認。
  • 2017年10月、同時点で世界最小クラスの77GHz前方ロングレンジミリ波レーダーを開発したと発表。走行中に遠距離の障害物を検知する。
  • 2017年11月、自動運転システムの基幹部品が損傷した際、安全にドライバーへ運転を引き継ぐ技術「1 Fail Operational」を開発したと発表。同技術は、ECUなどの基幹部品が破損し機能停止に陥った際に、他の部品が機能の一部を代替し、安全にドライバーへの運転引き継ぎを可能にするもの。
  • 2018年1月、クラリオンと共同で、駐車場の周辺環境を記憶する自動駐車技術「Park By Memory」を開発したと発表。同技術を搭載した車両は、記憶した駐車場に近づくと、自動駐車が可能であることをドライバーに通知した上で、車内やスマートフォンアプリのボタンを押すだけで自動駐車が可能。
  • 2018年2月、茨城県ひたちなか市の一般道で、自動運転の実現に向けた走行実証試験を実施すると発表。一般道での走行試験は初。
  • 2018年10月、車両運転制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」をマツダと共同開発したと発表。同技術は、日立オートモティブシステムズの車両運転制御アルゴリズムをマツダが応用開発した「G-ベクタリング コントロール(GVC)」を進化させたもの。

グローバル展開

2018年3月末時点で、日立オートモティブシステムズはアメリカ、メキシコ、ドイツ、チェコ、イギリス、中国、台湾、タイ、インドの9ヶ国に40ヶ所の生産拠点を有しています。

○海外における取り組み

■中国での取り組み
  • 2017年10月、広東省の広州市増城区での生産拠点の建設について、同区政府と投資協力協定に署名。同プロジェクトでは、新エネルギー車用の駆動電気モーターの開発・製造・販売を実施する。
  • 2018年9月、広東省の広州市増城区で、日立オートモティブ電動機システムズの100%出資による新エネルギー車用駆動モーターの開発・製造拠点、日立汽車馬達系統(広州)有限公司(Hitachi Automotive Electric Motor Systems(Guangzhou), Ltd.)の着工式を行ったと発表。

部門構成・部門ごとの方針

日立オートモティブシステムズの事業体制は、以下の4つの事業により構成されています。

  • エンジン&シャシー事業
  • パワートレイン&電子事業
  • 走行制御事業
  • 車載情報システム事業

日立オートモティブシステムズの報道ニュース一覧

会社概要

社名 日立オートモティブシステムズ株式会社
設立年 2009年7月
本社所在地 〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル
代表取締役 ブリス・コッホ
資本金 15,000百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

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拠点一覧

日立オートモティブシステムズの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 佐和事業所
  • 群馬事業所(第一地区)
  • 群馬事業所(第二地区)
  • 厚木事業所(第一地区)
  • 厚木事業所(第二地区)
  • 埼玉事業所
  • 秋田事業所
  • 新潟事業所
  • 九州事業所
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