タカタ

タカタの企業情報

タカタ株式会社は、東京に本社を置く、シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなど自動車の安全部品を供給する自動車部品メーカーです。2014年、アメリカ製のインフレーター(エアバッグ内のガスを発生させる装置)が原因となったエアバッグ問題で大規模なリコールを実施。エアバッグは現在タカタの売上高の約4割の比率を占めることから、業績悪化が懸念されています。

タカタは1933年、繊維織物会社として滋賀県で創業しました。1952年、パラシュート技術を応用したシートベルト研究に着手。1960年に2点式シートベルトを発表し、製造販売を開始。1963年には日本国内で初めて量産車にシートベルトが標準装備され、タカタの製品が採用されました。

1970年代にはエアバッグの調査研究、チャイルドシートの開発に着手。1980年代に製造を開始します。

1984年に初の海外拠点をアメリカに開設。シートベルト、チャイルドシートの製造販売を開始しました。1990年代にはドイツ、シンガポール、メキシコなどに進出。現在では世界21カ国に58の生産拠点を置いています。

1990年代以降は、助手席用エアバッグ、ステアリングホイールなどの製造販売も開始。現在は、シートベルトやエアバッグなどのパッシブセーフティ(衝突安全)部品だけでなく、車線逸脱警告システムなどのアクティブセーフティ(予防安全)部品にも取り組んでいます。

2014年秋以降、タカタ製のエアバッグが異常な破裂をしたことで起こった死亡事故から、各完成車メーカーがリコールを実施。同年12月にはリコール対象台数が世界で4000万台にまで拡大しました。

○提携関係・子会社
・SDI-Molan GmbH & Co. KG(SDIモラン)
2012年、シートベルトプリテンショナー(衝突時にベルトを瞬時に引き込むことで乗員が前に飛び出すことを防ぐ機構)やエアバッグに使用する部品などを生産するドイツのSDIモランを買収した。

・Interiors In Flight(IIF)
2013年、タカタのアメリカ子会社である Takata Protection Systems Inc.(タカタプロテクションシステムズ)が、最高級ビジネスジェット機や VVIP (超重要人物向け)航空機の内装品メーカー、IIFを買収。タカタが航空機分野へ本格参入するための足がかりとする計画。

・seeing machines(シーイング・マシーン)
2014年、タカタのアメリカ子会社であるTK HOLDINGS INC.(TKH)は、ハードウェアの開発・製造などを行うシーイング・マシーンとの戦略的提携を発表。カーナビやオーディオ、モバイル端末などによってドライバーの注意力が低下した際に安全に注意を促すドライバー・モニタリング・システム(DMS)の開発を共同で行う計画。

年収情報

平均年収662万円自動車業界内の年収順位 2195

年収推移

  • 621.1万円

2013年度

  • 637.2万円

2014年度

  • 662.7万円

2015年度

自動車業界の平均年収 606万円
推定生涯賃金 2億1957万円

年齢別年収シミュレーション

  • 424万円

25歳

  • 506万円

30歳

  • 588万円

35歳

  • 663万円

40歳

  • 684万円

45歳

  • 670万円

50歳

平均年齢 40.4歳
平均勤続年数 15.3年

売上等の推移(直近3年間)

売上高推移

連結
  • 556,998百万円

2013年度

  • 642,810百万円

2014年度

  • 718,003百万円

2015年度

単独
  • 111,367百万円

2013年度

  • 117,696百万円

2014年度

  • 127,182百万円

2015年度

経常利益推移

連結
  • 25,656百万円

2013年度

  • 40,657百万円

2014年度

  • 35,206百万円

2015年度

単独
  • 6,441百万円

2013年度

  • 9,602百万円

2014年度

  • 4,546百万円

2015年度

従業員数推移

連結
単独

事業戦略

事業方針

2014年に起こったエアバッグのリコール問題によって、タカタはさまざまな対応を行っています。具体的な取り組みは以下のとおりです。


○「品質改革本部」新設

2015年、すべての部署に対して問題を指摘する権限を持つ、独立した品質改革本部を車内に新設。ガス発生剤を含むインフレーターの製造工程の監査や報告書の作成を行う。

○インフレーターの生産能力を拡大

リコールの対象となっているインフレーターの生産能力を、アメリカをはじめ、メキシコ、中国、ドイツの工場で拡大。これは、リコール交換用の部品の不足に対応する措置で、対象部品を他社製品でも代替する考え。

○専門機関へ強力を要請

ドイツにある、ガス発生剤やエアバッグシステムを専門的に研究する機関に協力を要請。リコールの原因究明を図る。

○インフレーターを変更

タカタは、リコールの対象となっている硝酸アンモニウムを使用したエアバッグの発生装置の製造販売を段階的に中止すると発表。今後は硝酸グアニジンを用いたインフレーターを製造することを明らかにした。

技術動向

○3点式シートベルトを新開発

2012年、肩ベルト取り付け部と腰ベルト取り付け部が脱着できる、世界初の「L/Sフルデタッチャブル 3 点式シートベルト」を開発。特にキャンピングカーなどのベッドにできるタイプのユーティリティシートなどでは、本製品を使用することでさらなる快適性の向上につながる。

○Dシェイプカーテンエアバッグ製品化

2013年、Dシェイプカーテンエアバッグを開発、製品化した。膨らんだエアバッグの断面を「D」の形状にすることで従来のカーテンエアバッグよりも効率的に厚みを増すことができ、より高い衝撃吸収効果が期待できるとしている。

○アクティブステアリングホイールを製品化

2014年、自動車のハンドル軸に収納可能なアクティブステアリングホイール(ハンドルの回転角度と前輪の操舵角の比で表される「ステアリングギヤレシオ」を速度に合わせてコントロールし、ドライバーの運転をサポートするシステム)を世界で初めて製品化。

○ドライバー・モニタリングシステム(DMS)の開発

2015年、アメリカのメーカー、シーイング・マシーンと共同で、カーナビやオーディオ、モバイル端末などによってドライバーの注意力が低下した際に安全に注意を促すDMSの開発を行うことを発表。現在、量産化に向けて準備を進めている。

○津波救命艇用シートベルトを 共同開発

2015年、タカタと子会社のタカタサービスは、津波襲来時に浮遊して安全に避難するための津波救命艇専用のシートベルトを、重機の製造企業IHI と共同開発。これは、IHI が2013 年に日本で初めて津波救命艇の原型承認を取得したモデルを、安全性などを高い次元で追求しモデルチェンジしたもの。タカタとして船舶用 4 点式シートベルトの開発はこれが初。

グローバル展開

タカタの生産拠点は、現在、日本4カ所のほか、アジア・ヨーロッパ・アメリカで、21カ国 58カ所にのぼります。各拠点における主な取り組みは以下のとおりです。


・中国

2012年、中国の上海工場の開発・設計部門を分離して独立法人化し、Takata (Shanghai) Vehicle Safety Systems Technical Center Co., Ltd.(上海テクニカルセンター)を設立。現地に合った製品ラインナップの開発、設計、生産を行うことを目的としている。

・ウルグアイ

2012年、南米の生産拠点として、ウルグアイに初となる工場を開設。自動車用エアバッグを生産する計画。

・インド

2013年、インド・チェンナイにある、自動車や家電などを対象に製品設計サポートや分析を行う企業、L&T Technology Services(L&T テクノロジー・サービス)と戦略的パートナーシップを締結。L&T内に、次世代の安全システム開発などを効率的に行うためのグローバル・エンジニアリング・サービス・センター(GESC)を設置した。5年間にわたって先進グローバル開発センターとして稼働する。

・ロシア

2013年、ロシア・ウリヤノフスクに工場を開設。アフトワズ(Avtovaz)、ソラーズ(Sollers)、ガズグループ(GAZ Group)などロシアの自動車メーカー向けにシートベルト、エアバッグ、ステアリングホイールを供給。また、アジアのカーメーカーの工場向けにも提供する。

・ハンガリー

2014年、ハンガリー・ミシュコルツに工場を開設。自動車用安全システムの製造のほか、製品開発、製品試験、品質管理などを行う。

・中国

2014年、中国・湖北省に工場を開設。自動車用シートベルト、エアバッグ、ハンドルなどを製造する。

部門構成・部門ごとの方針

タカタの2015年3月期の実績は以下のとおりです。

  • 売上高 6,428億円(前年度比1.4%増)
  • 営業利益 330億円(同25.4%増)

売上高、営業利益ともにプラスとなりましたが、リコールによって製品保証引当金繰入額586億円を特別損失として計上したため、税引き後の利益は296億円の赤字となりました。


2016年3月期の予想は、営業利益が前年比3%増(上期は同2%減)、純利益は200億円(上期は75億円)としました。

タカタの報道ニュース一覧

会社概要

社名 タカタ株式会社
設立年 1933年
本社所在地 〒140-0002 東京都品川区東品川2-3-14 東京フロントテラス
市場名 東証一部
代表取締役 高田 重久
資本金 41,862百万円

組織構成や技術開発状況など、ネットに掲載されていない情報 が聞ける。転職についても相談できる。

転職サポートを依頼する

拠点一覧

タカタの拠点(研究開発・テストセンター含む)

国内拠点一覧
  • 彦根製造所(滋賀県彦根市)
  • 愛知川製造所(滋賀県愛知郡)
  • 長浜製造所(滋賀県長浜市)
  • 愛荘製造所(滋賀県愛知郡)
海外拠点一覧
  • TK HOLDINGS INC.
  • Highland Industries,Inc.
  • TAKATA BRASIL S.A.

関係会社一覧

タカタの関係会社一覧

  • タカタ九州㈱
  • TAKATA Europe GmbH
  • TAKATA Romania S.R.L.
  • TAKATA International Finance B.V.
  • Takata (Philippines)Corporation
  • TAKATA KOREA CO.,Ltd.
  • Takata (Shanghai)Automotive Component CO.,Ltd.
  • TAKATA INDIA PRIVATE LIMITED.
  • Takata Americas
  • TK HOLDINGS INC.
  • TAKATA BRASIL S.A.

他の完成車メーカー・部品メーカー情報

外資系自動車部品メーカー

日系自動車部品メーカー情報

外資系完成車メーカー

日系完成車メーカー

他の企業を見る