センターデフ

センターデフ(center defferential gear)とは、「フルタイム4WD」の車で発生した前後輪の回転差を解消するための差動装置のことである。「センター・ディファレンシャルギア」の略である。

4WD車の場合、カーブなどの走行中、前後輪の回転差による「タイトコーナーブレーキ現象」が起きることがある。これは4WD特有の現象で、小回りしようとすると車体が不安定になってしまうものである。

これを解消したのがセンターデフ方式によるフルタイム4WDである。
ディファレンシャルギアが左右の駆動輪の回転速度を解消しているのに対し、センターデフはトランスミッションに接続されており、前輪用と後輪用それぞれに出力を分岐してフロントデフおよびリアデフへと駆動力を伝達する。
安定した走行時には差動は行われないが、カーブ走行などで荷重バランスに偏りが出た場合は前後の車輪にそれぞれ適切なトルク配分を行う。これによって無駄なく駆動力を発揮し、安定した走行ができるのである。

ただ、荷重のかかっていない車輪によりトルクを伝えるという特性から、いずれか1つの車輪が空転するだけで他の3つの車輪が回転を停めてしまうという欠点がある。それを解消するために、LSD(差動制限装置)が併設されることが多い。

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