IACの軽量素材ソリューション「FiberFrame」、PACEアワードのファイナリストに

金属フレームに代わり天然繊維を使用
大手自動車内装サプライヤーであるIACは10月28日、同社の革新的な製品である、軽量で、環境的に持続可能な天然繊維を使用したサンルーフフレーム「FiberFrame」が、2017オートモーティブニュースPACEアワードにおいて、ファイナリストに選ばれたと発表した。

大賞受賞者は、デトロイトにある、マックスM.&マージョリーS.フィッシャー音楽劇場において、2017年4月3日に開催される2017オートモーティブニュースPACEアワード表彰式で発表される。

IACのFiberFrameは、サンルーフの金属補強フレームに代わって、フレームの構造的剛性を向上させながら、70%の再生可能原料で構成される新しい素材による強力な天然繊維から作られた軽量の代替品を使用している。

この独自の軽量ソリューションは、このアプリケーション用に特化して開発されたIACのEcoMatHot天然繊維ベースの半製品マット材を使用して強化されている。繊維マットは、熱硬化性バインダーを用いて成形され、熱成形工程においてIACにより社内製造されている。

剛性を維持しながら二酸化炭素排出量を低減
IAC、高度開発&材料工学担当の副社長であるRose Ryntz博士は、次のように述べた。
「PACE賞は、車両の構造的完全性を損なうことなく大幅に軽量化したソリューションを、OEM顧客に対して提供している、IACの材料に関する専門知識が評価されたものです。より多くの陽光とパノラマを提供するルーフは、すべての車両のサイズとセグメントで人気があります。FiberFrameによって、サンルーフシステム付き車両が、代替品によって鋼部品の強度と剛性を維持しながら、より低い二酸化炭素排出量を果たすことを可能にしています。」(プレスリリースより引用)

オートモーティブニュースのPACEアワードは、サプライヤー製品の革新・情報技術・製造工程・資本設備などを表彰するもの。そのファイナリストは、イノベーションのための業界のベンチマークとして世界中で認められている。

4月まで、IACおよびその他のファイナリストは、独創性や市場への影響に向けたイノベーションの評価のために、それぞれの現場に、業界の専門家であるPACEアワードの審査員を招待することとなっている。

(画像はプレスリリースより)


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IAC News
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