ZF、新しいエアバッグコンセプトで乗員の安全システムをレベルアップ
新しく革新的なV型・U型エアバッグを開発
ドイツに拠点を置く自動車部品の大手サプライヤーであるZFは、安全へのパフォーマンスが強化された革新的なエアバッグを12月6日のプレスリリースで発表した。「全米高速道路交通安全委員会(NHTSA)」や「アメリカ新車アセスメントプログラム」による高レベルな衝突テストで、5つ星を獲得する初の乗用車となる見込みだ。
ZFでは、衝突時の怪我を出来るだけ軽くするため、数種類の革新的なエアバッグコンセプトやユニークな形状のエアバッグを導入している。ZFによるこうした新しいエアバッグコンセプトの導入で、乗用車の乗員に関する安全対策はレベルが引き上げられることとなる。
様々な衝突に対応する新しいエアバッグシステム
ZFエンジニアチームは、「全米高速道路交通安全委員会(NHTSA)」による新たな事故のシナリオテストに応じることとなっている。先進のダミーシステムを使用する「THOR」を用いて時速90kmでのOMDB(斜行移動台車)などの、世界的に最も厳しいと言われるテストが行われる。
ZFの新しいエアバッグシステムは、正面はもちろん特別なV型・U型エアバッグが同梱されたカーテン型エアバッグとなっており、エアバッグの展開時にはさらなる安全クッションがドライバーの頭部付近で作動する。これにより深刻な頭部への外傷が減少する見込みだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ZF・プレスリリース
http://www.zf.com/