デンソー、科学技術への関心を促す「FIRST Robotics」プログラムのスポンサーを継続
15年にわたり様々な支援
デンソー・アメリカは、若者の科学技術への関心と参加を促すプログラム「FIRST」について、2017年のFIRST Roboticsに対しても引き続きスポンサーとなることを発表した。これは、ボランティアの指導、製品や技術の寄付、金銭的な資金提供などを通じて支援を行っているもので、デンソーは、2002年以来15年以上にわたり、80万ドル以上を寄付している。
同社は、デトロイトで行われているNAIASにおける記者会見で、2018年4月に開催される「FIRST Championship Detroit」に向けた活動を、ミシガン州知事リック・スナイダー氏、FIRST Championship Detroitの名誉会長、その他のデトロイトの有力者とともに立ち上げたことについて発表した。
競技用ロボットにモーターを提供
FIRSTのシルバーレベルサプライヤースポンサーであるデンソーは、2016~2018年の競技シーズンに学生チームビルドキットに2万2000台のウィンドウモーターを寄付するため、ASMOノースカロライナと提携した。デンソーのモーターは、車輪を回転させたり、ロボットの部品や「関節」を動かしたりするのに使用でき、学生は、ウィンドウモーターと他の部品を使って、与えられた課題を完了するロボットを作ることに挑戦する。
デンソーのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるダグ・パットン氏は、次のようにコメントした。
「FIRST Roboticsに参加する世界中のチームは、競技用ロボットのためにデンソーのモーターを利用することができます。デンソーは、学生が『現実世界の』実践的な体験を得るための技術を寄付しています。我々は、エンジニアリングとテクノロジーのキャリアを学生に提供したいと考えています。」(プレスリリースより引用)
2017年にデンソーがスポンサーとなる北米全域の25チームは、次の通り。
ミシガン州南東部の12の高等学校と2つのミドルスクール、ミシガン州バトルクリーク、の6チーム、テネシー州メリービルの2チーム、アイダホ州シーダー・フォールズとウォータールーの2チーム、オハイオ州ダブリンの1チーム。
STEM分野の実践的な学習
デンソーは、ミシガン州で行われる「FIRST Robotics Southfield」、「FIRST Robotics Lakeview」、テネシー州の「FIRST Robotics Smoky Mountain」、その他アイオワ地域における大会のスポンサーにもなっている。FIRST Roboticsは、科学技術の実践的なトレーニングによる代表対抗戦と比較され、エンジニアリングやテクノロジーにおいてどれほどのキャリアがあるかを発見するのに役立つものだ。STEM(Science,Technology,Engineering,Mathematics)やFIRSTのような指導プログラムも、デンソーの従業員に良い機会を与えている。
デンソーのシニア・デザイン・エンジニアであり、FIRST Roboticsの指導者であるゲーリー・ホールド氏は、次のように述べている。
「私は、子供が理解して、ひらめいたのを確認した時点で、手を貸すのをやめます。それは、通常の授業では得ることのできない、科学技術、工学、数学に関する実践的な学習に対して、子供たちを開放する絶好の機会なのです。」(プレスリリースより引用)
FIRST Roboticsに参加することは、STEM関連分野の教育とキャリアを追求して、リーダーやイノベーターになることを促進し、21世紀のワークライフスキルを向上させる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Denso North America
http://www.densomedia-na.com/news/show?id=654