マーレ、熱電技術のO-Flexx Technologies社を買収

熱を電気エネルギーに変換する技術
マーレ・グループは、熱電分野の専門知識を拡大するために、ドイツのデュースブルクにある新興企業O-Flexx Technologies社の事業を引き継ぐことに合意したと発表した。

熱電とは、熱を電気エネルギーに変換するために利用されるもので、未使用の廃熱を貴重なエネルギー源に変換することができる。また、この技術は、逆に、電気エネルギーから加熱や冷却をすることもできる。

O-Flexx Technologies社は、2006年に設立され、熱電素子の開発に特化している企業。この熱電素子は、電気自動車のキャビンを加熱するために使用され、現在利用可能な標準的なソリューションと比較して、この方法は非常に効率的である。

電気自動車の場合、特に、以前は解決できなかった電気クルージングレンジと熱快適性との間の矛盾は、それほど問題ではなくなっている。例えば、燃焼機関を備えた車両では、排気ガスからの熱を電気エネルギーに変換して、燃焼機関の効率を高めることが可能となった。

暖房・冷房管理技術を向上
マーレ経営委員会会長兼CEOであるウォルフ=ヘニング・シャイダーは、次のようにコメントした。
「我が社は、O-Flexx Technologies社の事業を引き継ぐことで熱電技術を導入し、あらゆる車両クラスにおいて、革新的な暖房・冷房管理の基盤を築きます。」(プレスリリースより引用)

マーレ・グループは、これまでも、個々のプロジェクトにおいて、O-Flexx Technologies社と提携を行っている。

(画像はMahleより)


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