ラインメタル(旧KSPG)、米国市場でピストンの大口受注に成功
1.35億ユーロ規模の受注
自動車部品の大手サプライヤーであるラインメタル・オートモーティブは16日、米国の子会社KS Kolbenschmidt US, Inc.,を通じて米国の自動車メーカーより大口のピストンの追加受注を獲得することに成功したと発表した。今回の受注に成功したピストンは、現在、商用車に既に搭載される8気筒の大排気量ガソリンエンジンに採用されているピストンに取って代わるものであり、その受注額はライフタイム価値で1.35億ユーロの規模となっている。
2025年までの継続受注
今回、納入が決定したピストンは、KS Kolbenschmidtが米国のウィスコンシン州マリネットに保有する工場で2025年まで生産される受注契約はとなっている。また納入形態は、ピストンリング、ピストンピン、およびコネクティングロッドのアセンブリーで納入され、これは同社がエンジン部品のモジュール納品に高いポテンシャルがあることを示すものであるといえる。
ピストンのクラウン部分には、特別な加工がなされており非常に高い耐久性があり、また、ピストンスカートにも特殊コーティングを行うことで高い耐摩耗性と耐摩擦性があり、これらは自動車の燃費向上と排ガス低減に大きく貢献する技術となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ラインメタル・オートモーティブ プレスリリース
http://www.rheinmetall-automotive.com/