GKN、トルコの粉末冶金企業を買収

買収会社の売り上げは2,400万ユーロ規模
イギリスに本社を置く自動車用の粉末冶金部品の大手サプライヤーであるGKNは4月13日、トルコのTozmetal Ticaret Ve Sanayi AS(以下、Tozmetal社)を買収することで同社と合意したと発表した。

Tozmetal社は、トルコのイスタンブール・アタチュルク自由貿易ゾーンに本拠地を置く粉末冶金部品のサプライヤーである。

2016年におけるTozmetal社の売上高の規模は2,400万ユーロとなっており、複数のヨーロッパ自動車メーカー向けに納入している自動車用油圧ポンプ部品などが売り上げの大半を構成している。

粉末冶金業界でプレゼンスを強化
GKN粉末冶金のチーフエグゼクティブのPeter Oberparleiter氏は次のように述べている。
「われわれは、Tozmetal社をGKN粉末冶金の一員に迎えることを非常に嬉しく思う。Tozmetal社は、経営状態の良い企業であり、粉末冶金業界におけるわれわれのプレゼンスを補完してさらに強化することになる。」(プレスリリースより引用)

なお、今回の買収の完了は、トルコとドイツの合併規制当局の承認待ちとなっている。

GKNグループは、英国に本社を置き、自動車、航空宇宙、粉末冶金、産業用機械の4事業を展開している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKN ニュースリリース
http://www.gkn.com/