ZF、中国の大学との協力関係を継続
研究資金の提供を継続
ドイツの大手自動車部品サプライヤーZF Friedrichshafen(以下、ZF)は5月22日、中国の上海市にある同済大学との協力関係を強化することを明らかにした。ZFは今回、同済大学の大学院において取り組む自動車シャシー技術およびダイナミクスの研究開発のための資金提供を継続する。
今回、ZFは2012年より同済大学との協力関係をスタートさせているが、今後5年間にわたり資金的な援助を含めた協力関係を継続することで合意した。
ドイツ、米国に次ぐ重要な市場
ZFの役員会メンバーで人事部門の担当役員であるユルゲン・ホレクサ氏は次のように述べている。「中国市場は、特に将来のモビリティのトレンドにおいて、非常にダイナミックな市場である。このような理由から、研究と産業の両分野における交流はこれまで以上に重要である。」(プレスリリースより引用)
ZFの中国における2016年の売上高は約60億ユーロとなっており、これは同社グループの全売上高の5分の1を占めている。また、中国はZFにとってドイツと米国に次いで3番目に大きな市場となっており、同社は13,700名の従業員を中国において雇用している。
同済大学は1907年、ドイツ人によって設立された医学校が前身であり、1927年に国立大学となっている。また、現在では理工系を中心とした中国有数の総合大学として知られている。
(画像はZF ホームページより)
▼外部リンク
ZF プレスリリース
https://www.zf.com/