シェフラー、サウスカロライナ州フォートミルでの製造実習プログラムを拡張

最初の研修プログラム修了後に拡張
シェフラーは1日、アメリカのサウスカロライナ州フォートミルで行われている製造実習プログラムについて、拡張を行うことを発表した。

現在、同社は、フォートミルで3年半のトレーニングプログラムを修了する最初のグループの研修生に、「Tool&Die」認定証を授与する準備をしている。

シェフラー・アメリカのCEOであるBruce Warmbold氏は、シェフラーの長期的な成長のための研修プログラムの重要性を強調し、次のように語った。
「高度な資格を持つ従業員は、アメリカにおけるシェフラーの将来的な成功のための最も重要な柱です。我々の実績のある研修制度は、その成功を確実にするための我々の原動力です。」(PR Newswireより引用)

また、サウスカロライナ州のヘンリー・マクマスター知事は、次のように述べている。
「シェフラーがサウスカロライナ州への投資を続けていることについて、我々は非常に感謝しています。将来の労働力の開発は、経済成長を持続させるために不可欠です。研修プログラムの拡張は、サウスカロライナ州の人々を将来の雇用のためにトレーニングすることに対するシェフラーのコミットメントを示しています。」(PR Newswireより引用)

従業員を継続的にトレーニング
シェフラーは、アメリカにおける製造業成功の秘訣は、十分にトレーニングされた労働力であることを早期に認識し、アメリカで37年間にわたり実習プログラムを提供している。

今年の3月にホワイトハウスで行われたアメリカの職業訓練プログラムと継続教育に関する円卓会議に、シェフラーグループのCEOであるクラウス・ローゼンフェルト氏は、ドナルド・トランプ大統領やアンゲラ・メルケル首相とともに列席した際に、同社の研修プログラムについて、次のように言及した。
「従業員に職業訓練と継続教育の機会を提供することは、我々が常に尊重している伝統です。常に業界が直面している重要な変化と、メカニックやエレクトロニクス、システムノウハウを組み合わせる必要性に関して、伝統を継続することを楽しみしています。これは雇用主としての社会的責任だけでなく、長期的な競争力を確保するための道です。」(PR Newswireより引用)

職業訓練学校の授業とオンザジョブ研修
シェフラーのフォートミルの研修カリキュラムは、1980年からオハイオ州のウースター、1988年からサウスカロライナ州のチェラウで提供されている同様の職業訓練プログラムの成功に基づき、2014年の初めに開始された。これらの包括的なプログラムは、ドイツの職業訓練と職業学校の授業を組み合わせた習慣をモデルにしたものであり、その成功は、現在、様々なシェフラー施設で働いている500人以上の卒業生によって証明されている。

研修プログラムは、ロックヒルのヨーク・テクニカル・カレッジにおけるアカデミック/ショップ理論と、フォートミルにある3つの製造工場のうちの1つにおけるオンザジョブ研修という2つの主要な要素で構成されている。

3年半のプログラムには、職業訓練学校とオンザジョブ研修における7,000時間のトレーニングが含まれている。研修者は、熟練したセットアップオペレーターや工業用メンテナンス、「Tool&Die」メーカーのトレードを学び、新製品や技術を含む重要な仕事を補うためにシェフラーの人材になることができる。

このプログラムが完了すると、卒業生はヨーク・テクニカル・カレッジの工作機械技術または工業用メンテナンス、アメリカ労働省の見習い証明書/職人用カードのいずれかで準学士号を取得する。さらに、卒業生は、シェフラーでの2年間の就労を保証され、トップクラスの卒業生は、エンジニアリングの卒業生や学士号を取得し、エンジニアリング能力を強化することができる。

フォートミルの施設では、現在、14人の研修生が学位に向けて勉強中であり、11人は職場での訓練を修了している。後者グループの研修生のうち3人が今夏に「Tool&Die」認定を受ける予定である。

(画像はSchaefflerより)


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