IAC、インドに新しいエンジニアリングセンターを開設

インド国内と世界の需要に対応
自動車用内装部品の大手サプライヤーであるInternational Automotive Components(以下、IAC)は、インドのプネーに新しい地域・グローバルエンジニアリングセンターを開設したことを発表した。

2,415平方メートルの面積を持つこの施設では、国内外の顧客プログラムにおける車両内装のニーズをサポートするアプリケーション開発エンジニアリングに焦点を当てている。

このセンターの開設により、同社の設計・技術・商業センターは、インド全土で6ヶ所、世界で28ヶ所に拡張した。

アジア事業担当上級副社長であるGajan Gandhe氏は、次のように述べている。
「プネーの最新の施設によって、優れた自動車内装の開発に重点を置いたグローバル統合エンジニアリングソリューションをさらに強化します。」(プレスリリースより引用)


事業成長により世界で生産を拡大
エンジニアリング専用の施設では、最大で150名の従業員を有することができ、MahindraやTataなどのOEMや、IACの世界の拠点に向けた車両製造プログラムをサポートする、設計エンジニアリングとアプリケーション開発を提供する。

このセンターが開設したことで、インドにある既存のチャクラン工場が保有する約650平方メートルのスペースが空くこととなり、追加の生産能力と製品供給が可能となる製造事業の拡張が予定されている。

IACの最高執行責任者であるTerry Gohl氏は、開所式で次のようにコメントした。
「インドでのIACの取り組みは、顧客が必要とする地域プログラムのサポートを提供するという、我が社のグローバル戦略と一致しており、また、北米やヨーロッパ、アジアのエンジニアリングチームが顧客のプロジェクトを24時間体制で進めることも可能にします。」(プレスリリースより引用)

IACは、継続的に改善を行っていくという方針に基づいた事業を行っており、過去12ヶ月間で世界中において着実に成長している。

2017年2月にポーランドの製造工場を着工しており、2016年7月にはチェコ共和国の新しい工場で生産を開始した。また、2016年6月にはブラジルに新しい工場を建設し、南米市場にも参入を果たしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

IAC News
http://www.iacgroup.com/