コンティネンタル、ドライバーと管理者間のデジタル通信プラットフォームを開発
顧客の要求に迅速に対応
コンティネンタルは、VoicRアプリで、ドライバーと物流会社のコミュニケーションを強化するための新しいソフトウェアを開発したことを発表した。ユーザーは、短いボイスメッセージを録音し、周囲の人や世界中のユーザーに送信する。アナログCBラジオと同じように、VoicRは、事前定義されたパブリックチャネル並びにパーソナライズチャネルを使用する。接続しているユーザー間のこの直接的な通信によって、サービスプロバイダーが、顧客の要求を迅速かつ確実に実現できる。
例えば、タクシーの運転手は、スマートフォンのソフトウェアを介して他の交通利用者と情報を交換することができ、交通状況について事前に知ることができる。物流会社は、荷台に空きがあるドライバーに、集荷の要請を送信することができ、車両管理者は緊急の問い合わせにより迅速に対応することができる。
さらに、VoicRアプリで、コンティネンタルは、そのニーズを満たし、範囲を特定することができるユーザーによって定義されたパーソナライズチャネルを作成するためのオプションを提供している。これは、特定の顧客や目的地とともに車両や車両管理者の間のコミュニケーションのためのチャネルとなる。
安全で効率的なコミュニケーション
このように、VoicRアプリで、コンティネンタルは、40年も使用されていたアナログCB無線技術を、リアルタイムでの位置ベースのボイスメッセージ交換用ソーシャルアドホックネットワークに変換した。モノのインターネット(IOE)スタイルの、いわゆるパブリケーションとサブスクリプションネットワークを使用することにより、VoicRは、走行経路に沿って、安全かつ効率的なコミュニケーションと定期的な情報の更新を提供する。
これにより、コンティネンタルは、車両管理者や商用車のドライバーが、安全で効率的、未来志向の業務を行うことが実現する革新的なモビリティソリューションに向けた価値を創成することとなる
フランクフルトで開催されるIAA 2017において、コンティネンタルは、オペレーターやドライバー間のシームレスなコミュニケーションを可能にするZonar接続タブレット(北米で利用可能)や、最適化したVoicRアプリにより物流会社のオペレーターが得たさらなる利点などについての展示を行う予定だ。
タブレットや携帯でアプリを使用
Zonar接続タブレットや携帯電話上のソフトウェアは、運転時であっても、追加のBluetoothボタンによって、安全かつ効率的に動作させることができる。コンティネンタル、インフォテイメント&コネクティビティビジネスユニットのヘッドであるJohann Hiebl氏は、次のように説明した。
「ドライバーは、継続的に相互接続する中でラジオに類似したものでコミュニケーションを取って、場所と注文固有の情報を受け取り、そして、物流会社のオペレーターは現在のステータスと位置を最新に保ち、より良い管理を行います。」(プレスリリースより引用)
この迅速かつ直感的なソリューションは、あらゆるタイプの車両に適合し、日々の活動でドライバーやオペレーターをサポートすることとなる。
さらに、VoicRは、Zonar接続タブレット以外に、様々なモバイル機器や車載インフォテインメントシステムにおいて実装することができる。アプリのスマートフォン版は、人気車両ブランドのための特定のサービスやクラブのチャネルを作成するために、既存のOEMのアプリと組み合わせることが可能だ。 VoicRは、AndroidとiOSデバイス上で利用可能である。
(画像はプレスリリースより)
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Continental Press Releases
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