Leoni、インド・プネーのケーブル製造工場を拡張

電子ビーム加速器の生産を開始
自動車分野やその他の業界向けの有線およびケーブルシステムの大手プロバイダーであるLeoniは、インドのプネーにある工場を強化したことを発表した。

同社は、鉄道や太陽光など様々な業界からの顧客に高性能電子ケーブルをもたらす、電子ビーム加速器の生産を開始している。

Leoniのワイヤ&ケーブルソリューション部門責任者であるBrno Fankhauser氏は、次のように述べた。
「この大きな投資がインドにおける我々のビジネスの成長に貢献することを確信しています。新しいテクノロジーのおかげで、我々は『Make in India』というイニシアチブに関して必要となりつつある優れたソリューションを提供することができます。」(プレスリリースより引用)

インドは、同社のグローバル化戦略の実現にとって重要な国である。プネーの拡大は、インドでの主要な地位を強化することとなり、インドの経済発展をサポートするだけでなく、プネー地域において高いスキルを持つ雇用機会を創成することができる。

Leoniはプネー工場の拡張に1,000万ユーロ以上を投資しており、複合生産地域は2万平方メートル以上、年間8万キロメートルの電子ビーム架橋されたケーブルを製造する能力がある。それは、高い安全性、優れたパフォーマンス、大きな効率性を確実にする。

様々な特殊ケーブルの基盤
電子ビームプロセスでは、非常に加速された電子でケーブルを処理し、その化学構造を架橋する。その結果として、ケーブルは、高パフォーマンス製品のプロセスのために、通常はより困難で比較的より高価な特性を得ている。

電子ビームプロセスは、例えば、熱を受けた際にはケーブルの寸法安定性をより高め、また、化学薬品・溶剤・温度変動に対しての耐性を高め、摩耗に対しての耐性も高める。

Leoni ケーブルソリューション・インドの取締役社長であるPushpendra Singh氏は、インドにおける同社の取り組みについて、今回の投資がインドにおける進化の次の段階であるとし、次のようにコメントした。
「我々は、2010年に、自動車ワイアリングシステムのためのエンジニアリングオフィスと製造工場を作り、この市場の開拓を始めました。そして、2013年にプネーにケーブル工場を建設して以来、鉄道、太陽光、石油、ガスなどの活発な産業向けの特殊ケーブルに関しても、強力な基盤を確立しています。Leoniの新しい取り組みは、インド経済のための利益あるソリューションを創成することを助け、プネーの工場は、国内の運営と輸出の両方における相乗効果と規模の経済を推進します。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

LEONI Press Releases
https://www.leoni.com/