メリトール、合弁会社の「メリトールWABCO」を売却
2億5,000万ドルで売却に合意
トラックなどの商用車へドライブトレインやアフターマーケット・ソリューションを提供する世界的サプライヤーのメリトールは、同社とWABCOによる合弁会社の「メリトールWABCO」を、WABCOへ売却することで合意したと9月18日のプレスリリースで発表した。メリトールは、2億5,000万ドルで売却に合意し最終的な取引終了は2017年10月1日となる見込みだ。また、メリトールは最後のパートナーシップの分配を決算直前に受け取ることとなる。
メリトールWABCOの顧客へは、最大で2年間「DriveForceチーム」を通してセールスや各種サービス、トレーニングなどが提供される予定だ。また、顧客サポートのためのコールセンターと、期間中の保証請求に関する処理は継続して行われる。
戦略的な優先事項に焦点を当てるための売却
メリトールは、顧客に焦点を合わせ市場へ革新的で将来を見通した製品やサービスを提供することに集中する「M2019」を優先戦略としている。今回の合弁会社「メリトールWABCO」売却は、優先戦略に資本を割り当てるための計画だ。今後は、オン・オフハイウェイ車両や特殊車両をはじめとし、コンポーネントやアフターマーケットなどのビジネスを優先事項とし戦略的に焦点を当てて行くことが見込まれる。
WABCOとメリトールのパートナーシップは1990年からスタート。27年間にわたり、合弁事業を成功させるため「WABCOチーム」として、アメリカの商用車向けに高度で安全なブレーキシステムの提供を行ってきた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
メリトール・プレスリリース
http://investors.meritor.com/