シェフラー、アメリカのオハイオ州ウースターにある施設を拡張

ハイブリッドモジュールや電動アクスルも
シェフラーグループは、アメリカ、オハイオ州ウースターにある施設を拡張したことを発表した。

同社は、新しい生産スペース、配送センター、オフィススペースの建設に、6,000万ドル(約5,100万ユーロ)を投資しており、施設では約2,000人の従業員が雇用されている。

シェフラーは、2018年から、拡張した約8,900平方メートルの生産スペースで、大手アメリカ自動車メーカーに向けたハイブリッドモジュールの製造を開始する予定である。さらに、従業員は、将来に向けた電動アクスルの生産にも取り組んでいる。

シェフラーのCEOであるKlaus Rosenfeld氏は、次のように述べた。
「オハイオ州ウースターにおける投資は、我が社の『明日のモビリティ』という戦略の実践におけるマイルストーンです。ウースターは、高度なe-モビリティのためのアメリカにおける中心地となり、イノベーションと従業員の開発を通してモビリティを継続的に形作っていきます。この最先端の工場は、輝かしい最高の才能を集めて保持することに対する我が社のコミットメントを証明するものです。」(プレスリリースより引用)


アメリカ市場で大幅な発展
ウースターの施設に対する6,000万ドルの投資は、アメリカにおけるシェフラーグループのビジネスをさらに強化するものである。最近では、サウスカロライナ州フォートミルにある施設の拡張に3,650万ドルが投資されている。

Automotive Americasの社長であるMarc McGrath氏は、同社の自動車ビジネスの発展が市場のレベルを上回り、2007年からおよそ2倍となっていることに言及し、次のように説明した。
「ハイブリッドモジュールの生産に加え、ウースター工場での拡張された生産能力により、自動トランスミッション、トルクコンバーター、トルクコンバーターロックアップクラッチなどの部品に対する高い需要に対応することができます。さらに我々は、将来の電化ドライブのコンセプトを作るための十分な準備ができています。」(プレスリリースより引用)


ウースター施設は40周年
シェフラーがオハイオ州で事業を始めて以来40年間、この施設は大きく成長し変化している。最初は、従業員6人という小さなチームがクラッチの組み立てを行っていた。

現在、シェフラーは、ウースターの施設に約2,000人の優秀な従業員を持ち、オハイオ州北東部に位置するウースターにおいて、最大の雇用者となっている。

(画像はプレスリリースより)


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