ラインメタル(旧KSPG)、上海汽車工業との合弁会社であるKSSP社が20周年を迎える

拡大し続ける中国市場に対応
自動車部品の大手サプライヤーであるラインメタルは、同社傘下のKS Kolbenschmidt社と上海汽車工業(SAIC)との合弁会社で、中国に拠点を置くKolbenschmidt Shanghai Piston社(KSSP)が、2017年に20周年を迎えたことをホームページで報告している。

1997年に上海のダウンタウンで設立されたKSSP社は、中国におけるティア1自動車部品メーカーとして、市場での継続的に拡張した地位を、長年にわたって築いてきた。その後、2011年に嘉定区の生産地域に移動したKSSP社は、KS Kolbenschmidt社の世界組織における最大の生産拠点となった。

1,200人の従業員を有する同社は、2017年に2,400万台の販売を計画しており、2億2,000万ユーロの売上高が確実になる予定である。さらに、中国における継続的な市場の発展によって、生産を開始する予定の重慶の新工場に投資をしている。

KSSP社は、KS Kolbenschmidt社の経験豊かなグローバル開発チームと中国の豊富なリソースから得た最先端の技術を活用している。そして、バッテリー電気自動車の増加する市場を背景に、ハイテク、軽量、低燃費とCO2低排出量に向けて製品を微調整することによって、その地位を強化している。

オーダーメイドのピストンシステムアセンブリなどを生産
近代的なピストンは、エンジン効率において重要な役割を果たしており、環境にやさしい影響に向けた努力を推進している。KSSP社は、製品とプロセスの開発のために、最新のラボラトリーや現地の言語を話す専門家を有する完全な地域技術センターを、顧客に提供している。

さらに、この高度な技術的地位は、パワーシリンダシステムの開発とエンジニアリング、販売のために、KS Kolbenschmidt社が日本のピストンリングメーカーであるリケンと合意したグローバル戦略強力を通して、強調されている。

2016年以来のパートナーである両社は、ピストンリングの生産のために、湖北省武漢市に拠点を置く合弁会社も運営している。この協力により、KSSPは、自動車用と産業用アプリエーションに向けた小型と大型エンジン用のオーダーメイドによるピストンシステムアセンブリを提供することができる。

KSSPは、上海フォルクスワーゲン、一汽大衆、メルセデスベンツ、SAIC-GM、ジャガーランドローバー中国、Changan Fordなどの中国における競争力のあるOEMに、主に焦点を当てることを通して、グローバルな顧客との密接な協力関係を維持している。

(画像はプレスリリースより)


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Rheinmetall Press Releases
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