デンソー 米国のベンチャー企業InfiniteKey社を買収
スマートキー事業を加速
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは12月14日、スマートフォンを車両の鍵として用いるスマートキーとスマートエントリーに関する特許技術を保有する米国のベンチャー企業、InfiniteKey社を10月に買収したことを明らかにした。この買収によりInfiniteKey社は、デンソーの北米地域本社であるデンソー・インターナショナル・アメリカの1部門とすることで、ライドシェアや車両を活用した新サービスなど、高いセキュリティ性と利便性を兼ね備えたスマートキー活用の事業展開を加速する方針である。
クラウドを活用した一時的な鍵配信が可能
InfiniteKey社は、スマートフォンを車両の鍵として利用するPhone-as-a-Key(PaaK)の先進技術を開発したソフトウェア開発会社であり、省電力な無線規格であるBLE(Bluetooth Low Energy)を使用することでスマートキーシステムに求められる位置特定技術を、省電力、高セキュリティで実現している。スマートフォンを用いたスマートキーシステムは従来の車両専用の鍵と異なり、クラウドを活用した一時的な鍵配信が可能で、新モビリティサービスの1台の車両を複数の利用者が使うライドシェアや、駐車時の車両を宅配BOXとして利用する際の宅配業者向け認証などにおいて活用することができる。
(画像はデンソー ホームページより)
▼外部リンク
デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/