ボルグワーナー、デリーオートエキスポ 2018で効率的な推進ソリューションを発表

厳しい排出量規制に対応
ボルグワーナーは、2018年2月8日からインドのニューデリーで開催された第14回 デリーオートエキスポ 2018において、自動車メーカーが厳しい排出基準の問題に対処するのに役立つソリューションの展示を行った。

ボルグワーナーは、燃焼エンジンのために、排出量を削減しながら、エンジンの効率性と性能を最適化することを助ける技術に焦点を当て、ハイブリッドと完全電気自動車のための幅広いソリューションを提供している。

ボルグワーナー、広報・政府担当副社長であるScott Gallett氏は、次のように述べた。
「ボルグワーナーでは、すべての車両がBS VIのような厳しい排出基準を満たしながら、性能と燃費を向上させるソリューションを提供することに常に取り組んでいます。デリーオートエキスポ 2018は、どのような推進システムを使用していても、将来のクリーンで効率的な車両のための幅広い製品を展示する理想的なプラットフォームです。」(プレスリリースより引用)


オールインワンの電気推進ソリューション
現在の傾向に沿って、ボルグワーナーは、中間位置ロック技術を持つ同社のCTA位相器のような燃焼エンジン用の高効率のソリューションを展示した。これは、先進的な可変カムタイミング技術により、広範囲のエンジンスピードで最適なバルブタイミング制御を実現している。

同社は、eBooster電動コンプレッサと48V eFanという、マイルドハイブリッドに関する専門知識も紹介。さらに、ハイブリッドと完全電気自動車のために、同社は、P3型ハイブリッド用サイレントチェーン、低圧排気ガス再循環(EGR)モジュール、エンジン廃熱とは独立して動作する高電圧エアーヒーター、電動ドライブモジュール(eDM)など、最新のイノベーションも展示した。

こうしたオールインワンの電気推進ソリューションは、ボルグワーナーによりテスト済みのeGearDriveトランスミッションと、高電圧ヘアピン(HVH)電動モーターを1つのモジュールで組み合わせ、簡単に設置できるようになっている。

商用車向けのクリーンな高性能技術も
ボルグワーナーは、現在および将来の排出量規制に対応する商用車メーカーをサポートする幅広いソリューションも開発した。

例えば、商用車に幅広く利用される、モジュラー付き小型フローティングコアEGRクーラーのシリーズは、熱疲労に対する高い堅牢性と、最小のクーラントフローでも耐久性能のための強化されたクーラント分配を提供し、NOx排出量も削減する。

デリーオートエキスポでは、商用車用の電子作動式Visctronicファンドライブの最新製品も紹介した。この高性能ファンドライブは、前身の堅牢なモジュール式設計と改良された内部制御システムと独自のすべり熱強化機能を組み合わせることで、高負荷や厳しい環境下でも動作することができる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

BorgWarner Press Releases
https://www.borgwarner.com/