マグナインターナショナル、ライドシェア会社のLyft社と提携
自動運転システムの共同開発と製造
マグナインターナショナル(以下、マグナ)は14日、北米で急速に成長中のライドシェア会社であるLyft社と複数年の提携を行い、自動運転システムについて、資金提供と開発、製造を共同で行っていくことを発表した。また、マグナは、Lyft社の株式に2億ドルを投資する予定である。
この提携は、マグナとLyft社を業界初と位置づけ、自動運転システムの大規模な開発と製造を可能にするものである。今後数年間で、自動走行車両がLyft社のライドシェアリングネットワークに導入されることに加えて、マグナは、世界的なモビリティエコシステム全体に利益をもたらすために、幅広いケースにわたる技術を導入する能力を持っている。
マグナのチーフ技術オフィサーであるSwamy Kotagiri氏は、次のように述べた。
「このような新しいモビリティの状況と提携によって、我々は、こうした変化の最前線に立つことができました。Lyft社のライドシェアリングにおけるリーダーシップと、マグナの自動車の専門知識によって、この戦略的なパートナーシップの理想が形成され、新しい輸送エコシステム展開として、積極的な変化を効果的なものとします。」(プレスリリースより引用)
一方、Lyft社のCEOであるLogan Green氏は、次のようにコメントしている。
「マグナとともに、我々は、世界の自動車関連OEMに我が社の技術を共有することによって、自動走行車の導入を推進していきます。これは、変革する技術へのアクセスを押し広げる新しいアプローチです。」(プレスリリースより引用)
輸送会社の自動走行システムとして展開へ
Lyft社は、Palo Altoベースのエンジニアリングセンターにおいて、自動走行システムの共同開発を行う。また、マグナは、Lyft社の開発チームとオンサイトで提携し、製造面を担当するとともに、車両システムの知識、安全性とADASの専門知識、製造能力に貢献する。
そして、Lyft社とマグナは、共同で作成したIPを共有し、Lyft社のデータを利用してシステムを改善する。Lyft社は、輸送会社の自動走行システムのために、マグナの莫大な自動車の専門知識を活用する。このスケーラブルな技術は、今後数年間で市場に提供されることが期待されており、マグナを通じて業界全体に展開していくこととなる。
(画像はMagna Internationalより)
▼外部リンク
Magna International Press Release
https://www.magna.com/