デーナ、Workhorse社と高性能e-Driveアクスル搭載の都市型配送車を発表
都市型配送の効率を向上
デーナは、Advanced Clean Transport(ACT)エキスポにおいて、Workhorse Group(以下、Workhorse社)とともに、デーナの高性能e-Driveアクスル「Spicer Electrified」を搭載した都市型配送車について発表した。オハイオ州に拠点を置くWorkhorse社は、持続可能でコスト効率の高い電気モビリティソリューションを、商用輸送部門に提供することに重点を置いたテクノロジー企業である。
同社は2007年以来、持続可能な電気自動車(EV)ソリューションを開発しており、また、世界的な輸送会社との実際の最終拠点からエンドユーザーへの物流サービス配送ルートにおいて、Workhorse社の電気自動車の走行距離は約300万マイルとなっている。
デーナ、コマーシャル・ドライブライン・テクノロジーズ社の社長であり、デーナの上級副社長であるMark Wallace氏は、次のように述べた。
「EV分野におけるWorkhorse社の幅広い開発バックグラウンドと製造経験は、我々が戦略パートナーに求める業界トップの能力を提供しています。20年にわたる電化技術と複数の電化製品がすでに市場に投入されていることから、先進のe-Driveアクスルソリューションは、Workhorse社による電気自動車アーキテクチャを強化する実績のあるコンピテンシーを活用し、システム重量を削減して最大の効率を実現しています。」(プレスリリースより引用)
高性能で低コストの持続可能なソリューション
確立された「Spicer Electrified」のポートフォリオを拡張した新しいe-Driveアクスルは、Workhorse社による車両に理想的であり、都市の配送におけるデューティ比の効率を大幅に高め、388ポンドの軽量化を達成するとともに、高いペイロードとバッテリ容量を実現している。e-Driveアクスルは、先進の設計により、フレームレール内にバッテリを配置するためのシャーシスペースがより増加した最適化パッケージングを提供し、中型車および大型車に共通するサイドステップなどの機能に対応する。
Workhorse社のCEOであるSteve Burns氏は、同社の革新的なラストマイル配送EVプラットフォームは、長年にわたる知識と実証した電化技術をベースにしていると説明し、次のように述べた。
「我々は、デーナのドライブトレインや推進技術におけるリーダー的な地位により、我が社のEV製品を強化できることを楽しみにしています。この提携により、我が社は、都市配送会社が電化を進め、車両性能と所有コストにおける自信を持つことができる持続可能なソリューションを共同開発する立場になります。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
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