GKN、関連会社が3Dメタルプリントサプライヤーの認証に合格

高度な品質管理システムを認定
GKNは、関連会社のGKN Powder Metallurgyが、「IATF 16949:2016」審査に合格し、新しい基準の認証となる世界で最初の3Dメタルプリントサプライヤーとなったことを発表した。

自動車産業品質マネジメントシステムであるIATFは、2016年10月に、改訂されたグローバル品質基準である「IATF 16949:2016」を導入した。「IATF 16949:2016」は、自動車業界で最も広く使用されている品質管理の国際標準の1つであるISO/TS 16949に代わるものである。

1999年にIATFによって開発された時、それは、グローバルな自動車サプライチェーンにおける様々な認証制度を適合させることを目的としていた。新しいいIATF 16949は、より強い顧客志向により作られており、様々な事項に関する品質管理システムを開発することを目指している。

それは、継続的な改善の提供、欠陥防止の強化、自動車産業の特定の要件とツール、サプライチェーンにおける変動と廃棄物の削減促進、顧客満足度の向上などである。

3Dプリント製品の大量生産を目指す
GKN Powder Metallurgyは、自動車業界の革新的な開発パートナーとして、3Dプリンターを使用して製品を設計する方法を再考することを顧客に奨励する意向である。同社は、3Dプリント市場において、AM粉末・プロセス・製品における深い技術的専門知識を兼ね備えた、完全に垂直統合されたソリューションプロバイダーとして位置づけられている。

3Dプリント事業開発のシニアバイスプレジデントであるGuido Degen氏は、GKN Powder Metallurgyの認証の重要性を強調して、次のように述べた。
「IATFの認証は、確立されたサプライチェーンに挑戦し、3Dプリント技術をグローバルに工業化することに向けた重要なステップです。我々は、将来の製品に関する考え方や従来の製造を改善することに向けた、3Dプリントの破壊的な可能性を信じています。」(プレスリリースより引用)

GKN Powder Metallurgyはすでに、自動車と産業用のプロトタイプ、小型のシリーズ、アフターマーケット用スペアパーツの生産を行っている。さらに同社は、自動車業界のリーダーとなりえる最高の品質と生産性を提供する、3Dプリント製品の大量生産を目指して努力している。

(画像はプレスリリースより)


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GKN Press Releases
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