コンチネンタル、自動車用ソフトウェア開発者を育成する研修を実施
自動運転など将来のモビリティサービスに対応
コンチネンタルは7月4日、自動車用ソフトウェア開発者のための第1グループの研修が成功を収めたことを報告した。同社は、ソフトウェアの専門家を迅速に育成するというニーズに対応するために、2015年にこの研修を開始した。
23人の研修卒業生が実習した主題の分野は、将来のモビリティサービスと車両のための洗練されたプログラム構造の分析と開発などがある。また、カリキュラムには、ソフトウェア開発に加えて、ソフトウェアの品質保証とテスト機器のプログラミングが含まれる。
Human Relations担当執行理事であるAriane Reinhart博士は、次のように述べた。
「テクノロジー企業として、我が社は、将来の自動運転や電化、ネットワークという主要な課題に確実に対応するために、これらの技術的進化を形成するソフトウェアの専門家が必要です。我々は、必要なスキルを備えた自社のソフトウェアスペシャリストを研修することによって、専門家の不足に取り組んでいます。」(プレスリリースより引用)
3年間の研修を終えた卒業生の大部分は、プログラムの後もコンチネンタルで働き続けている。
学位を断念した才能ある若者を対象
自動車用ソフトウェア開発者のための研修は、特に大学を中退した人を対象としている。ITに興味があり若くて才能のある人々は、学位がなくても、専門的な資格を持って、ソフトウェアの分野において仕事をする機会が与えられる。Reinhart博士は、次のように説明した。
「優れたソフトウェア開発者は必ずしも学位を必要としません。正式な教育よりもスキルと能力が重要です。私たちはこれを最良適合と呼んでいます。」(プレスリリースより引用)
1つの例として、産業工学の学位を断念した後、2015年にコンチネンタルで新しく制定された実習に申し込んだAnke Withakeは、次のように語った。
「私にとって、この実習は、非常に実践的な場面で、私の夢の仕事を研修する素晴らしい機会です。私は、学位を断念したにも関わらず、この業界において挑戦できる実習を完了することができるとは信じられませんでした。」(プレスリリースより引用)
実習を終了すれば国家資格も
研修プログラムの内容は、数学的ソフトウェア開発者(MATSE)に向けられており、コンチネンタル重要な焦点となっている組み込みソフトウェア開発とエレクトロニクスに関する追加の研修もある。実習期間中、未来の自動車用ソフトウェア開発者も、海外の専門部門に配属される。現在、100人以上の若者が、自動車用ソフトウェア開発者として研修を受けており、全体で2,100人以上の研修生のうち、この研修は、コンチネンタルで5番目に人気のあるコースである。
また、卒業生のAlexander Teichribも学位を断念しており、研修完了後の見通しが、職業選択の決定要因であった。
「自動車用ソフトウェア開発者としての資質とともに、私は、コンチネンタルのこの分野において、私の資質を高めるための優れた基礎を持っています。」(プレスリリースより引用)
ソフトウェアの専門家は、コンチネンタルで自動車用ソフトウェア技術者としての資格を得て、3年の実習期間の後、国家資格の認定を受けることができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Continental Press Releases
https://www.continental-corporation.com/