コンチネンタル、インドのグルガオンに新しい研究開発センターをオープン

■ブレーキシステム事業の研究開発
インドで現地生産を開始してから10年が経過したコンチネンタルは、グルガオンにおいて、新しい研究開発センターをオープンした。

グルガオンにある既存施設の敷地内にある新しい施設は、同社のブレーキシステム事業のためのグローバルおよび地域の研究開発要件に対応する。

新しい施設は、インドの研究開発拠点を拡大するという同社の戦略に沿ったものである。現在、グルガオンの研究開発センターの機能には、ブレーキシステムの設計とテストとともに、イタリアと日本のためのオフショアエンジニアリング活動が含まれる。

コンチネンタルはまた、本格的な研究開発センターである、コンチネンタル・テクニカル・センター・インド(TCI)をバンガロールで操業しており、コンチネンタルの全世界的な自動車事業に対応している。

■車両の安全性を高める開発
コンチネンタル・オートモーティブ・インドのマネージングディレクターであるPrashanth Doreswamy氏は、次のように述べた。
「テクノロジー企業として、明日の技術に投資するのは我が社の優先事項です。インドはコンチネンタルの重要な研究開発拠点であり、我が社は、インドでのフットプリントを拡大する予定です。研究開発と、ブレーキシステムとTCIに特化したこの新しいセンターで、コンポーネントとシステムの革新と継続的な改善に焦点を置いて、交通事故ゼロの未来という『Vision Zero』に対するインドの貢献が重要になるでしょう。」(AUTOCAR PROFESSIONALより引用)

インドの油圧ブレーキ事業のヘッドであり、コンチネンタル・オートモーティブ・ブレーキ・システムズ(インド)のマネージングディレクターであるThomas Laudes氏は、次のように述べた。
「我々は、研究開発の間口を広げるため、また、この拠点の既存機能をさらに強化するために投資を行うことを嬉しく思います。グルガオンにおいて、我々は、様々なレベルの車両の安全性を高める量産製品を製造し、組み立てています。今、本格的な研究開発センターにより、我々は、革新を推進することによってコーポレート付加価値を高めていきます。」(AUTOCAR PROFESSIONALより引用)

また、インドの車両ダイナミクス事業の責任者であるKrishan Kohli氏は、「現在の法的要件に対応し、未来志向の安全技術の幅を広げることで、コンチネンタルは、市場において強みを発揮している。この新しい研究開発センターは、車両ダイナミクスのテストラボを保有し、インドにおける研究開発とエンジニアリングのプレゼンスを強化する。」と語った。

■インドでの投資を拡大
147年の歴史を持つコンチネンタルは、1974年からのコンチネンタルタイヤによる技術提携や、様々な事業での合弁会社を通して、50年近くにわたりインドで業務を行っている。

コンチネンタル・オートモーティブ・ブレーキ・システムズ(インド)は、2007年に開始された、Rico社とコンチネンタルの合弁会社であり、2012年にコンチネンタルの100%子会社となった。

今日、コンチネンタルはインド全域で事業を展開している。インド市場に対応する8つの工場、グローバルな研究開発をサポートするテクニカルセンターなど、15ヶ所の拠点に8,000人以上の従業員を保有している。

コンチネンタルは、現地生産の10周年記念式典に際し、インドにおいて、今後2年間で最高3桁のカロールレベルで投資を行うとともに、同期間に従業員を10,000人に増やす計画を発表した。

(画像はAUTOCAR PROFESSIONALより)


▼外部リンク

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