ボルグワーナー、電気自動車用クーラントヒーターを自動車メーカー2社に供給

高電圧クーラントヒーターでバッテリー性能を向上
自動車部品の大手サプライヤーであるボルグワーナーは9月20日、欧州およびアジアの大手自動車メーカー2社に2020年より量産開始予定の高電圧クーラントヒーターを供給することで合意したことを明らかにした。

ボルグワーナーのエミッションおよびサーマルシステムズの社長兼ゼネラルマネジャーのJoe Fadool氏は次のように述べている。
「我々のコンパクトかつ軽量のヒーターを欧州およびアジアの大手自動車メーカーに供給してバッテリー消費を低減すると同時に乗員のコンフォート性を向上できることは嬉しいことである。ボルグワーナーのエンジニアは電気自動車およびハイブリッド自動車に必要なバッテリー技術において豊富な知識と経験を持っている。」(プレスリリースより引用)

最新技術により2つの問題を同時に解決
ボルグワーナーの最新技術である高電圧クーラントヒーターは、厚膜素子(TFE)を特徴としており、これにより電気自動車とハイブリッド車両におけるキャビンヒーターとバッテリー使用時の効率化の問題を解決することが可能となる。

この高電圧クーラントヒーターは、シングルプレートとデュアルプレートのふたつのバージョンで提供が可能であり、シングルプレートはバッテリーのサーマルマネジメントまたは車内ヒーティングのいずれかを提供し、デュアルプレートヒーターは、サーマルマネジメントと車内ヒーティングを同時に管理することができる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボルグワーナー プレスリリース
https://www.borgwarner.com/