ボッシュ、自動車向けクラウドソリューションでファーウェイと提携

■2019年より市場導入を予定
自動車部品の大手サプライヤーであるボッシュは10月10日、中国の大手通信機器メーカーでスマートフォンなどを手がけるファーウェイと、中国市場における「IoT」技術の開発を強化することで提携すると発表した。

今回の提携によって、ファーウェイのクラウド上で、ボッシュの「IoT Suite」ソフトウェアサービスを利用することが可能になる。

この提携により中国で最初に導入することが検討されているのが「ボッシュIoTリモートマネジャー」というソリューションで、車両のゲートウェイ、センサーなどのデバイスを制御するものである。

またボッシュの「IoT Suite」を活用したその他のサービスも2019年以上に順次導入される予定となっている。
■既に中国自動車メーカーが導入を決定
既に一部の中国大手自動車メーカーが、車載ソフトウェアのアップデート用にこのファーウェイのクラウドとボッシュの「IoT Suite」を導入することを決定しており、今後数年間に中国の数百万台規模の車両に導入される見通しとなっている。

ファーウェイのクラウドサービスを通じてボッシュの「IoT Suite」がもたらす最も大きなサービスが、車両マネージメントソリューションであり、車両の予測診断や無線ソフトウェア更新などクラウドベースの技術基盤を提供することが可能となる。

また、このソフトウェアが車両、クラウド、サービスの間で安全な通信インターフェースを提供することで、自動車メーカーや車両管理者が車両データの分析や車両ソフトウェアを継続的なアップデートを行うこともできるようになる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ボッシュ プレスリリース
https://www.bosch-presse.de/