ブリヂストン、カナダのジョリエットにある工場に自動化させた倉庫を建設へ

■ジョリエット工場の拡張と近代化計画に基づく
ブリヂストンは、カナダ、ケベック州ジョリエットにある乗用車および軽トラック用タイヤ製造施設に、自動化された倉庫を建設すると発表した。

投資額は、4,500万ドルと見積もられており、工場の運転性能の卓越性をさらに高め、北米のタイヤ販売店および顧客にサービスを提供する敏捷性を高めることとなる。

新しい施設は2020年初頭にオープンする予定で、タイヤの最大貯蔵容量が50万個、ジョリエット工場で製造されたタイヤを保管するために完全自動化技術を利用する。

この投資は、2016年に発表されたジョリエット工場の拡張と近代化に基づくものであり、この5年間の2億5,000万ドルをかけたプロジェクトで、工場が徐々に毎日の生産を増やし、2020年までに1日あたり20,000タイヤを目標にして進行している。

ジョリエット工場マネージャーであるRobert Verreault氏は、次のように説明した。
「高度に技術的な倉庫の建設は、革新的なソリューションを使用して顧客により良いサービスを提供するための事業を最適化するという我が社のコミットメントを示しています。ジョリエット工場は過去2年間にわたりエキサイティングな変革を遂げており、この総投資は、チーム、ラノディエール地域、そしてすべての北米の顧客に対するブリヂストンの取り組みを強調しています。」(プレスリリースより引用)


■北米の顧客の需要を満たす
新しい倉庫は、戦略的な立地により、カナダおよびアメリカの北部地域にまたがる顧客の需要を満たすために、輸送コストを削減し、製品の市場投入期間を短縮することができる。

ブリヂストン・アメリカズ・タイヤ事業、アメリカおよびカナダのコンシューマー・リプレースメント・タイヤ販売担当であるErik Seidel氏は、次のように述べた。
「我々は、顧客が必要としている高付加価値製品をより効果的に提供するための重要なステップを継続しています。新しい流通倉庫は、ジョリエット工場のタイヤを収容するために、より多くのスペースを提供し、適切なタイミングで適切なタイヤを適切な場所に配置する能力を向上させます。」(プレスリリースより引用)


■環境に優しい工場
ブリヂストングループで最も環境に優しいプラントの1つであるジョリエット工場は、その7ヘクタールの土地が湿地であることを考慮して設計されている。したがって、新しい127フィートの高層ビルは、既存の工場の近くに建設され、歩道でつながる予定である。

ジョリエット工場は1,300人の従業員を保有し、ケベックのラノディエール地域で最大の民間雇用者である。工場のチームは、ケベック州商工会議所連盟の革新的製造業者賞、ラノディエール地域功労者賞など、過去1年間に数々の賞で表彰されている。

また、ジョリエット工場は、廃棄物の90%以上をリサイクルする企業に対してケベック州政府から与えられるRecyc-Québec-Gold Level 3認証も、基準値を大幅に超過して取得している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Bridgestone Americas Press Releases
https://www.bridgestoneamericas.com/