豊田合成、インドネシアに新たなエアバッグの生産拠点

■生産会社を設立
自動車用部品の大手サプライヤーである豊田合成は12月4日、インドネシアにおける安全規制強化を背景とするエアバッグの大幅な需要拡大などに対応するため、2018年12月に「豊田合成インドネシア」を設立すると発表した。

この新たな生産会社は、納入先である現地の日系カーメーカーの近隣地域となる西ジャワ州カラワン県に設立され、2019年2月に工場の建設に着工し、2020年11月からエアバッグなどの自動車部品を供給する予定となっている。
■グローバル体制を強化
この新たに設立される豊田合成インドネシアは、50,000平方メートルの敷地に20,000平方メートルの建屋となる計画であり、資本金は2,200万米ドルとなっている。

また、生産品目は各種エアバッグなどのセーフティシステム製品および、燃料系部品などの機能部品となっており、豊田合成はエアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけて、今後も生産体制をグローバルで強化していく方針である。

エアバッグやハンドルを含むセーフティシステム製品事業は豊田合成の年間売り上げの約3割近くを占めており、同社は2025年度目標の売上高1兆円に向け、エアバッグの海外生産拠点の強化を掲げている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp