ZF、電気駆動システム搭載の燃料電池バスを発表

■電気駆動システム搭載の燃料電池バス
ZFは1月15日、電気駆動システムの強化を目的に、電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」搭載の燃料電池バス「Fuel Cell Bus」を発表した。

今回、発表された燃料電池バスは、イギリスの大手バス・車体製造メーカー「アレクサンダー・デニス(ADL)」のダブルデッカータイプ(二階建てタイプ)である。

ADL製の二階建てノンステップバス「Enviro400(エンバイロ400)」製品ラインに属する燃料電池バスにZF製の電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」が搭載される。

燃料電池と「AxTrax AVE」により、安全性の向上、排ガスの低減が実現する。また、ZF製ソフトウェア・ハードウェアにより、機能・性能は向上する。

一方、ADLはダブルデッカータイプの燃料電池バスを追加し、製品ラインを拡大する。

■電動ポータルアクスルと燃料電池の組み合わせ
商用車部門のフレデリック・ステッドラー(Fredrik Staedtler)氏は、ADLがZF製の電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」に対して信頼・信用を寄せると敬意を示し、都市部の公共交通機関における排ガス問題を解決しつつ、自動車の電力供給プロセスが簡略化できると述べる。

「Enviro400」製品ラインの燃料電池バスでは、燃料電池と電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」の組み合わせにより、化石燃料ではなく、水素を自動車の駆動力として使用する。

水素を用いて電気エネルギーを発生させ、電動ポータルアクスルの電動ホイールモータを回転させ自動車を走行させる。つまり、排ガスは出なく、排ガス問題の解決を促進させる。

(画像はプレスリリースより)


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ZF プレスリリース
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