マーレ、ZG-Zahnräder und Getriebe GmbHを買収

■トランスミッション技術の専門家
マーレは、ドイツのミュンヘン近郊エヒングに本社を置くトランスミッションスペシャリスト、ZG-Zahnräder und Getriebe GmbHを買収した。

ZG-Zahnräder und Getriebe社の買収を通じて、マーレは、重要なコンポーネントであるトランスミッションを含む、パワートレイン全般における専門知識を拡大する。電気自動車のトレンドは統合駆動システムに向かっていることから、これは重要である。

マーレは、この戦略的な動向により、この分野でさらなる開発能力を活用できるようになり、トランスミッション設計を含むパワートレイン用の統合システムソリューションを顧客に提供することを実現する。

マーレ理事長兼最高経営責任者(CEO)であるJörg Stratmann博士は、次のように述べた。
「この買収は、マーレの製品ポートフォリオを拡大し、すべてのパワートレイン技術のシステムプロバイダーになるための重要なステップである。」(プレスリリースより引用)

■コンパクトで柔軟性のある統合駆動システム
統合駆動システムは、駆動モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスなど個々のモジュールに比べて決定的な利点がある。これらのコンポーネントは理想的に調整されており、その構造はよりコンパクトになるとともに、異なる車種においてより柔軟に使用されることが可能となる。

ZG-Zahnräder und Getriebeは、パワートレインエンジニアリングの分野で非常に革新的なサービスプロバイダーであり、特に最先端のギアリング技術の専門知識を持っている。

2008年にミュンヘン工科大学からの分社として設立された同社は、約40人の従業員を保有し、開発プロセス全体を通して自動車メーカーとサプライヤーをサポートしている。

(画像はMahleホームページより)


▼外部リンク

Mahle Press release
https://www.mahle.com/