マーレ、インドのプネーにエンジニアリングサービスセンターを開設

内燃エンジンとハイブリッド・電化の両方に注力
マーレは、インドのプネーに、エンジニアリング・情報技術・セールスを扱うサービスセンターを新設した。

55,000平方フィート以上の面積を持つこの新しい施設では、現在450人以上のエンジニアと技術者を雇用しており、今後3年から5年の間にエンジニアリング関連の人材を2倍にする計画である。

これにより、マーレのエンジニアリングセンターは、同社のグローバルな研究開発ネットワークにおける不可欠な部分となり、従来型のパワートレインと電動パワートレイン両方用に向けて、そのサービスを同社のすべての部門に提供する。

プネーの新しいユニットは、メキシコとポーランドに続いて、マーレ3番目のグローバルITとなる。

開設式典で、マーレの取締役であり、OE自動車販売およびアプリケーションエンジニアリング担当副社長であるArnd Franz氏は、次のように挨拶した。
「インドは、マーレの2重戦略の中心である。世界的なグリーンイニシアチブの一環として、特にインドのような市場では、内燃エンジンが存在するにもかかわらず、ハイブリッド化と電化の開発に対する傾向が高まっている。この市場動向を踏まえて、マーレは、同時に電気モビリティに向けたソリューションを開発しながら、内燃エンジンのために最適なソリューションを継続的に提供することにより、2重戦略を発展させた。マーレは、クリーンな空気、燃費、そして運転の喜びを表す革新的なモビリティソリューションを提供することを目的としている。マーレは、インドのエミッション規制で、バーラトステージVI対応である。」(Autocar Professionalより引用)

新製品の設計と開発に従事するスペシャリスト
そして、マーレ・インドの社長であるRaj Kalra氏は、「エンジニアリングセンターとして、この施設はユニークなものである。世界各地に我々は特定の事業部門の研究開発センターがあるが、ここから全世界にサービスを提供する。マーレはすでにインドで強力なプレゼンスを誇っており、4事業の14工場で2億7,800万ユーロを売り上げ、4,400人の従業員を保有している。」と語った。

Kalra氏の説明によると、プネーには、シミュレーション、CFD、および設計ツールに最先端の計算技術を使用して、新製品の設計と開発に従事しているエンジニアとスペシャリストの優秀なチームがいるとのことだ。

チームは開発段階に従事しているだけではなく、そのプロジェクト管理オフィスと、購買、調達、物流のようなサポート機能の引き受けを通して、グローバルな顧客プログラムをサポートしている。

マーレは、このプログラムが同社の研究開発の世界と完全に統合されているため、すべての事業部門でプロジェクトを実行し、メカトロニクス、組み込みソフトウェア、ファームウェア開発などの新しい分野でリードすることを期待している。

(画像はAutocar Professionalより)


▼外部リンク

Autocar Professional
http://www.autocarpro.in/

ET Auto
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Car and Bike
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