ボルグワーナー、ヒュンダイ自動車に排気ガス再循環(EGR)バルブを供給
韓国や中国での現地生産をサポート
ボルグワーナーは、ヒュンダイ自動車グループに対して、窒素酸化物(NOX)と一酸化炭素(CO)を削減するための排気ガス再循環(EGR)バルブを供給していることを発表した。また、同社の技術は、費用対効果の高い設計を特徴としており、最大2.5%の燃費向上を達成している。この技術は現在、Gamma II(1.6リッター)、Nu Imp(1.8リッターと2.0リッター)、Theta III(2.5リッター)など、3つの自動車エンジンに適している。
そして、ボルグワーナーは、このクリーンで効率的な技術ソリューションを韓国で初めて現地生産しており、また、中国でもEGRバルブを現地生産することにより、ヒュンダイ自動車グループをサポートしている。
ボルグワーナー、Emissions&Thermal Systemsのプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるJoe Fadool氏は、30年以上にわたって成功しているヒュンダイ自動車グループとの関係を拡大できることへの喜びを示し、次のように説明した。
「我々は、ガソリンEGR技術におけるリーダー企業として、我々は、順応性のあるバルブハウジングのような高度に開発されたソリューションを顧客に提供して、それぞれのエンジンレイアウトに適合させている。ボルグワーナーでは、燃費の向上と排出ガスの削減のために、ガソリンエンジンにEGRを採用することで、ヒュンダイ自動車グループの目的に沿った取り組みを行っている。我々は、顧客が現地生産をサポートすることで、EGRソリューションのトップサプライヤーとして成長してきた。」(プレスリリースより引用)
厳しい排出ガス規制に対応する高効率のシステム
EGRシステムは、燃費向上を目的とする実証済みの費用対効果の高いソリューションであり、ますます厳しくなる排出ガス規制を充足させるために、この先進技術に対する需要は自動車メーカーの間で増大している。ボルグワーナーは、EGRバルブから完全なEGRモジュールソリューションまで、幅広い技術を顧客に提供している。
排気ガスの抑制可能な部分を吸入空気に再循環させることにより、EGRシステムは、最小の冷却剤流量でも、燃焼温度の低下とエンジン効率の向上を可能にする。同社のバルブは、様々なエンジン速度と負荷においてEGRを正確に調整する。
ボルグワーナーのソリューションは、改善された燃焼タイミングを通してより希薄な燃焼を促進しながら、濃縮燃料/空気混合物の使用を最小限に抑えることによって、燃料消費量の削減を可能にしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
BorgWarner Press Releases
https://www.borgwarner.com/