ZFの新パワートレインシステム、フォーミュラEで成果を立証!

パワードライブシステムの新開発
ZFは新しくモーター、トランスミッションを含む電気パワートレインを開発。3月14日、香港で開催されたフォーミュラEでその品質と技術、成果が立証されたと発表した。

フォーミュラEでベンチュリー5位入賞
同社は一般向け車両だけでなく、100分の1を争う過酷なモータースポーツの世界にも技術を提供している。昨シーズン、モナコで行われたフォーミュラEでベンチュリー社に最大出力250ワットのパワーエレクトロニクスを提供している。

その後わずか1年半で新しくパワードライブシステムを開発。今シーズンのフォーミュラE香港で新たに新製品を供給し、元フォーミュラ1レーサーのフェリペ・マッサが5位に入賞。レーサーにとってもベンチュリーにとってもこれまで最高の成績を収めた。

過酷な条件に適応できる軽量化と効率化
レースは1シーズン13戦、予選や決戦も含め走行距離は5,000キロメートルを超え、ドライブコンポーネントの交換は1回しか許されていない。

その条件下で軽量化と効率化を両立するため同社では技術を集約。トランスミッションハウジングには軽量金属合金、パワーエレクトロニクスには炭化ケイ素を使用し、ドライサンプ方式の潤滑システムで減速機のエネルギー変換効率を高めている。

同社ではレースでのデータを元に、このパワートレインを3~4年で量産化する予定だという。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/release_3914.html