ZF、アフターマーケット「Lemförder」のサービスパックを拡張

すべてが含まれたパックで修理が迅速
ZF Friedrichshafen(以下、ZF)は19日、アフターマーケットブランドのLemförderによるサービスパックの範囲を拡大したことを発表した。

Lemförderは、ステアリングとシャーシの修理における複雑さを大幅に軽減したサービスパックを、修理工場に提供している。そして、修理に必要なものすべての部品が含まれている車両固有のマウントキットは、それぞれの主要部品に加えて注文することができる。

ZFアフターマーケットは現在、830の車種に向けたオリジナル品質のスペアパーツを含む120のサービスパックを提供している。さらに14のサービスパックが、今年の半ばまでに利用可能となる。

新しいキットには、ウィッシュボーンやテンションストラットなど、交換する主要部品用の締め付け用具が含まれており、また、周辺部品用の締め付け用具も含まれている。

欠陥部品を交換するには、修理の際にこれらを緩めるか取り外す必要がある。自動車メーカーは、新しいスペアパーツを取り付ける時は、ボルトとナットを緩めることを推奨しており、これらを再び使用する場合は、機能が制限される場合がある。

もし主要部品と対応するマウントキットを一緒に注文した場合、他の部品を確認して注文する必要がないので、非常に迅速で効果的である。

走行性能、安全性、快適性を兼ね備えたパーツ
乗用車には、最大70個のシャーシおよびステアリング部品を取り付けることができる。これらは安全性に関連する部品なので、設計や製造時だけでなく組み立て時にも特別な注意を払う必要があり、修理は専門家とオリジナルのスペアパーツによってのみ行われるべきである。

Lemförderオリジナルマウントアクセサリーには、通常OE品質のすべてのマウントパーツを含む完全なマウントキットが含まれており、セットには、製造元のガイドラインにしたがって修理説明書が付属している。

Lemförderブランドにより、ZFのアフターマーケットは、革新性、品質基準、シャーシおよびステアリング分野における製品性能に関して高い基準を保持している。Lemförderのパーツは、走行性能、安全性、快適性を兼ね備えているため、最適な路面コンタクトを実現している。

独自の焼き戻しプロセスにより、ジョイントの寿命が延びるだけでなく、エンジン開始から最大限の性能を発揮した走行が保証される。

したがって、製品ポートフォリオは、過去12ヶ月で拡張され、BMW F90 M5用の振り子サポート、Audi Q5とQ7用のウィッシュボーン、レンジローバーまたはプジョー C4 ピカソ用のアキシャルジョイントなど、Lemförderオリジナルパーツが168追加されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press Releases
https://press.zf.com/press/en/releases/release_4032.html