メリトール、TransPower社に対して追加投資

大型商用車向け電気自動車技術の発展
4月2日、メリトールは、大型商用車向け電気自動車技術の発展を目的として、TransPower社に対して追加の戦略的投資を行うと発表した。

TransPower社はアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置き、トラック、スクールバス、ゴミ収集車・清掃車、ターミナルトラクターの主要メーカーに対して、統合ドライブシステム、完全電気トラックソリューション、エネルギー貯蔵サブシステムを供給する。7年以上前より、電気駆動ソリューションの開発に重点を置いている。

完全電化の中型・大型商用車を
戦略的投資では、電動アクスル向けコントロールの開発、電気自動車システムのソリューションの商用化継続的な改善に対して資金を提供する。

メリトールとTransPower社の2社は、世界の主要OEMと協力して電化プログラムを実施し、2019年から2020年の間にて完全電化の中型・大型商用車を約100台生産する予定である。

また、メリトールのeCarrierプラットフォームは、アクスルに電気モーターを統合し、バッテリーや他の部品が使用できるようにスペースを解放する。柔軟性のあるデザインであり、完全電気自動車、ハイブリッド、商用大型車両(クラス5~8)向けシングル・タンデムアクスル(製品用途に基づくオプション付き)を含む多様なドライブトレイン構成の基礎となっている。

メリトール社長兼最高経営責任者のジェイ・クレイグ(Jay Craig)氏は、戦略的投資により、商用車市場向けの革新的な電化技術は発展すると述べる。TransPower社との提携は、車両電化戦略の初期段階における成功を約束し、将来の少量生産を見据えたうえで、勝利の方程式を創造し続けられるという。

(画像はプレスリリースより)


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