トヨタ紡織、営業・開発事務所をインドに開設

新興国小型車事業を強化
自動車部品の大手サプライヤーであるトヨタ紡織は5月9日、2019年5月にインドのハリヤナ州グルガオン市に事務所を開設すると発表した。

この新事務所は営業と開発機能を備えており、9人の従業員体制で自動車メーカーの車両開発段階から連携してシートや内装品を提案することで、インドをはじめとする新興国小型車事業の営業活動を強化していく方針である。

1998年よりインドで事業活動
トヨタ紡織はインド南部のカルナータカ州に生産会社であるトヨタ紡織オートモーティブインディアを1998年7月に設立し、約1,400人の従業員体制で自動車用シートや内装品などの製造と販売を行っている。

今回、トヨタ紡織は新たにインド北部に事業所を構え、その強みである技術開発力や高品質のモノづくり技術を活用することで、日系およびその他の自動車メーカーへの営業活動を推進し、さらなる事業拡大を目指す計画である。

また、新興国におけるユーザーの体格や安全基準といった地域特性に合わせてシート骨格や機能、シートカバーなどを提案するとともに、市場調査や新規仕入れ先の開拓を通じて、シートや内装品の競争力を強化していく予定である。

(画像はトヨタ紡織ホームページより)


▼外部リンク

トヨタ紡織 プレスリリース
https://www.toyota-boshoku.com/