コンチネンタル、スマートな表面材にて快適性・安全性を向上

「Techtextil」に出展
コンチネンタルは、産業用繊維・不織布の国際専門見本市「Techtextil(テクテキスタイル)」(5月14~17日、ドイツ・フランクフルトで開催)にて、半透明の表面材「Acella Hylite」を出展・公開した。

表面材開発責任者のエアハルト・バーホ(Erhard Barho)博士は、車内に使用するうえで、表面材と照明効果の統合は重要なマイルストーンであると述べる。半透明で柔らかい「Acella Hylite」を車内インテリアに使用することにより、機能性、カスタマイズ性は非常に高まり、幅広いソリューションの提供が可能になる。

スマートな表面材の可能性
「Acella Hylite」は「Decoject」フィルムであり、半透明で装飾的かつ費用対効果が高い。半透明カバー素材は、車内インテリアと融合することによりデジタル機能をもつ。機能性は高まり、インテリアを引き立てる。

また、バックグランド照明の色は、概日リズム(体内時計)、天候、周囲環境の明るさに応じて調整可能である。アクセント照明では、光の色・強度にてムードを表現する。

運転席と助手席、後部座席には個別の照明が施せ、運転・読書・睡眠・リラックスなど人の行動、運転状況に応じて、個々に照明を変化させることができる。

パーソナライズした照明デザインの可能性は無限である。個々のドライバー合わせてパーソナライズされた照明効果により運転の安全性、ドライバーの快適性は向上する。

バーホ博士は、例えば、ドライバーが疲労を感じている、あるいは道路状況が危険である場合、表面の色を変化させ、ドライバーの意識レベルを高める効果があると説明する。

今後、「Acella Hylite」をシート部分に活用し、ドライバーが受けるストレスや緊張を軽減し、快適性を増加させることが期待できる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Continental プレスリリース
https://www.continental-corporation.com/