ZF Friedrichshafen、TRWエレクトリックブルーの製品ポートフォリオを拡大

騒音・振動・ハーシュネスを低減
ZF Friedrichshafen(以下、ZF)は21日、アフターマーケットのTRWブランドにおける電気自動車用製品であるエレクトリックブルーの製品ポートフォリオを拡大し、現在テスト段階にあるハイブリッド車用製品を展開する予定であると発表した。

2018年9月に、TRWブランドの特に電気自動車用に設計された最初のブレーキパッドが発表され、テスラの車両や日産リーフなど、発売から数ヶ月で欧州の電気自動車市場の97%をカバーしたため、需要は増加する見込みとなっている。

電気自動車は低騒音であることが、昨今は安全性の観点からは懸念要素となっているものの、運転者の快適性の観点から考えると、騒音と振動の低減は不可欠となっている。

革新的な新素材配合で作られたTRWエレクトリックブルーは、特別な多層シムと、ノイズ除去アクセサリーでサポートされている場合、騒音・振動・ハーシュネスが低減されていることがテストで示されている。

低排出政策の推進で電気自動車のニーズがさらに拡大
ZFは、2030年までに、世界中で生産される全自動車の約3分の1が完全電気自動車またはハイブリッド電気自動車になると予測している。そして、この予測は、運転者や輸送会社、自治体がクリーンエネルギーで動く自動車を買うことを推奨する政策によって、さらに推進されるだろう。

現在、ヨーロッパ全域の200都市で低排出量を規定する地域が整備されており、例えばロンドンは、「超低」排出地域を導入した最初の都市になることで、1歩抜きん出ている。

修理工場の一部では、従来の自動車から電気自動車への移行について懸念している。

ZFアフターマーケットは、次世代のアフターマーケットを積極的に形成し、技術者が高電圧システムに対処し、電気部品を安全に取り付けることができるようにするためのトレーニングを開発した。

ZFアフターマーケットの責任者であるHelmut Ernst氏は、次のように述べている。
「電気自動車は広く普及している。この変化に対応できる販売代理店と修理工場は、長期的に見て、成功に向かう第一人者となるだろう。我が社の高電圧トレーニングセッションによって、顧客とパートナーは、早い段階で、未来のテクノロジーの複雑性をマスターしなければならないスキルと資格を身につけることができる。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press releases
https://press.zf.com/press/en/releases/release_7746.html