ZFのトランスミッションの新バージョン、フィアットクライスラーが採用

トランスミッションの大口注文を受注
ZF Friedrichshafenは7月3日、トランスミッションサプライヤーとして、フィアットクライスラーの指名を受けたと発表。新しい8つのスピード自動変換を行うモジュールを提供する。

新シリーズの8速トランスミッション
同社は、フィアットクライスラーに8速トランスミッションの最新バージョンを提供。このシリーズでは2番目に大きなシングルオーダーとなった。同社の史上最大注文は、は3ヶ月前に最初の契約を締結したBMWだ。

新しい8速のオートマチックトランスミッションは、フロント型ドライブ構成で、後輪駆動・全輪駆動用の車両に統合できる。CO2排出量削減を目指したモジュールで、ハイブリッド車や電気自動車などあらゆる市場のニーズに応えることができる。

2022年に量産化を開始
ZFのCEO、Wolf-Henning Scheider氏は、車社会に対するソリューションとして、プラグインハイブリッド自動車に注目し、その分野で魅力的な製品を開発することに力を入れてきたと語る。

今回のフィアットクライスラーの大口注文は、その戦略が認められたことでもあると喜びを表明した。

同社は2022年にドイツのザールブリュッケンの工場でトランスミッションの量産を開始する予定。将来的には米国、中国などへの拡大を目指している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafenのプレスリリース
https://press.zf.com/press/en/releases/release_9729.html