ドバイ万博で発表!ロープなしのエレベーターで輸送に新しい概念を

万博ドイツ館にて革新的なエレベーター
ThyssenKruppは7月11日、2020年にドバイで開催される万博に、省スペースでロープなし、効率的な移動を実現するエレベーターを展示すると発表した。

省スペース、省エネルギー、柔軟な動きを実現
同社は、ドバイ万博・ドイツパビリオンに新開発を出展。経済エネルギー省のプロジェクトの1つとして発表される。

同社の革命的なエレベーター「MULTI」は、省スペースでエレベーターシャフトの設置を実現。通常のエレベーターの設置面積は、高層ビルで床面積の40%を占めるが、同社のエレベーターでは、最大で50%削減できるという。

もうひとつ大きな特徴は、ロープを必要としてないこと。キャビンごとにリニアモーターを採用しており、水平、垂直、さらには斜頸での移動が可能になる。

ループで作動する複数のキャビンを設置することにより、輸送能力が50%向上。待ち時間の短縮につながる。

デザイン・活用の可能性は無限大
早さは秒速5~6メートル、従来のものと比較して消費電力を70%カット。省エネルギーで効率よい移動を実現するため、300メートル以上の高層ビルでの使用に最適だ。

移動の柔軟性・効率性により、建物から建物へ移動するスカイブリッジ、地下での移動手段など、デザインも活用も無限大。旅客輸送の概念を変えるものだと述べている。

(画像はプレスリリースより)


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ThyssenKruppのプレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com/