コンチネンタル、農業機器用ベルトを東南アジア市場へ拡大

インドのトラクター製造業に供給
コンチネンタルは10月7日、同社の開発した農業機械用ベルトがアジア市場に進出していると発表。トラクター製造において、世界でも最大規模であるインドのマヒンドラ社に現地生産で出荷している。

亜熱帯気候、収穫の多い地域に耐えるベルト
同社は、トラクターとコンバイン用のベルトを年間約50万本出荷。インドのマヒンドラ社など大口の顧客を中心に、中国、インドネシア、タイなどアジア諸国に供給している。

マヒンドラ社には水圧ポンプ、オルタネーター、空気圧縮機のVベルトとして「Conti-V FO」、コンバイン収穫機の補助ドライブ、管理機能に「Conti-V」を提供している。泥、埃など様々な土壌、亜熱帯地域の過酷な気象条件にも優れた耐久性を保持する。

現地生産でサポート、アフターマーケットも構築
農業危機の重要な部品であるベルトを現地生産することにより、迅速な供給だけでなく専門家のアドバイス支援、また専用のアフターマーケット事業用ベルトを供給し、連携したビジネスを構築している。

インドの農産業は、米やその他の穀物を毎年2~3回収穫しており、農業のテクノロジー化では初期段階を迎えている。

これらの需要から将来的に大きな可能性を秘めた市場であるとし、同社ではさらなる事業拡大を図っている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental.com/