ベントラー、自動車の軽量化に向けて

自動車業界における鋼のイノベーション
10月9日、ベントラーは、新たな熱間成形鋼(ホットフォーミングスチール)「BTR2000」をもって自動車業界にイノベーションを起こし、自動車の軽量化を実現すると発表した。

従来の熱間成形鋼と比べ、最大15%の軽量化、強度の向上がもたらされ、環境に配慮しつつ、車両の安全性は確保される。

最新の軽量化ソリューション
熱間成形鋼は、熱間加工(金属を再結晶温度以上に加熱した状態にて板・棒・形鋼などにする加工法)を施された鋼・スチールである。熱間成形鋼である「BTR2000」は最新の軽量化ソリューションであり、顧客である自動車メーカーと綿密な協力を通して開発された。

従来の熱間成形鋼と比べて、重量は10%から15%軽減する。従来の鋼より劇的に強度は増すが、一方、曲げやすく、容易に成形・加工できる。また、特に、電動車両において、環境を保護し、車両の安全性を確実なものとする。

ベントラーは、最新の軽量化ソリューションと共に、熱間成形の専門性をもって「Adiabatic punching」の開発を進めている。「Adiabatic punching」により、熱間成形されたコンポーネントは、硬化した場合でも亀裂のない状態にて切断できる。

ブランク切断・熱間切断に加え、一部の熱間成形製品ではレーザー切断が不要になり、費用・時間が軽減する。

(画像はプレスリリースより)


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