Rheinmetall、メンテナンスフリーのベアリング「KSP180」を開発

耐荷重能力に優れたソリューション
Rheinmetallは10月24日、新しいプレーンベアリング「KSP180」を発表。耐荷重能力が向上しノイズを低減、メンテナンスも不要という画期的なソリューションだ。

特殊な樹脂の組み合わせで優れた耐久性
同社が開発したKSP180は、ブロンズ構造とPTFEコンパウンドを組み合わせたもので、一般のコンパウンド技術よりも、耐荷重能力が大幅に向上。良質な滑り挙動となり、摩擦変動係数を低く抑えることができる。

これによりスティックスリップ現象を回避し、車両の耐用年数全体にわたって摩擦を低く抑えるメンテナンスフリーのベアリングを実現する。

バッテリーモジュールの重量課題
近年、SUVの人気とともに、パワートレインの電動化も進められている。バッテリーモジュールは重量があるため、シャーシコンポーネントに大きな負担がかかる。

そのためベアリングが劣化し、機械振動計の摩擦が大きくなるスティックスリップ現象が起きる。これは振動やきしみなどの摩擦音を引き起こし、ドライバーや同乗者にとっては快適とは言えない。

今回のソリューションは、増加する負荷の集中に対処するだけでなく、車の快適性、操作性など様々な効果をもたらす。さらにベアリングだけでなく、流体ポンプ、コンプレッサー、アクチュエーター、ステアリングシステムにも適している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Rheinmetallのプレスリリース
https://www.rheinmetall-automotive.com/