HELLA、中国で開催されたEVTech 2019で電気自動車に対する戦略的アプローチを紹介

CO2削減に寄与する電化ソリューション
HELLAは、10月28日と29日に中国の北京で開催された、電動車両に関する世界最大級の展示会であるElectric Vehicle Technologies Conference 2019(EVTech 2019)で、電気自動車に対する戦略的アプローチを紹介した。

同社は、マイクロハイブリッド用のバッテリーセンサー(自動スタート/停止)、48ボルト技術に基づいたマイルドハイブリッド車両向けのパワーエレクトロニクスから、フルハイブリッドと完全電気自動車における高電圧アプリケーション向けバッテリーエレクトロニクスまで、あらゆる段階の電化に向けた製品ソリューションを提供している。

車両の電化は、勢いを増し続け、特に中国は、この分野におけるパイオニアとなってから長い時間が経過し、現在は電化を先導している。

HELLAにとって、車両の電化に向けた開発は様々な機会を意味しており、開発の焦点の1つとして、特に部分的に電化された車、いわゆるマイルドハイブリッド車両に向けた、先駆的なバッテリーモジュールソリューションがある。

これらの新しいソリューションにより、1キロメートルあたり5~6グラムのCO2排出量が削減できるため、短期でCO2目標を達成することに役立つ。

切り替え可能なデュアル電圧バッテリー管理システム
関連するコア製品は、デュアル電圧バッテリー管理システムである。それは、従来の12ボルトバッテリーの設置スペースにある1つの製品内で、48ボルトと12ボルトのバッテリー(低電圧バッテリー管理を含む)の機能を組み合わせている。

新しいバッテリーモジュールソリューションは、重量とスペースを節約し、既存の車両構造に簡単に統合することができる。セルのインテリジェント回路により、リチウムイオン電池の能力を、用途に応じて、12ボルトと48ボルトの車両電気システムで使用できる。

ソリューションは、主に、コンパクトなミッドレンジの車両向けに設計されており、量産は2023年に開始される予定である。48ボルトPowerPackにより、HELLAは、高性能クラスの車両に向けたアナログコンセプトも開発中である。

およそ20年の間、HELLAは、バッテリーとパワーエレクトロニクス向けの革新的なソリューションで、運転の効率を高めてきた。HELLAは、最近1年の経験に基づいて、将来の電化を積極的に形作り、クリーンモビリティに大きく貢献していく。

(画像はHELLAより)


▼外部リンク

HELLA Press Releases
https://www.hella.com/