スタンレー電気、フィリピンに自動車用ランプの製造拠点を設立

Hella-Phil社の株式を引き受け
スタンレー電気株式会社は、ASEANにおける事業強化のため、フィリピンに自動車用ランプの製造拠点を設立した。

スタンレー電気は、ASEAN第2位の人口を持つフィリピンにおける2輪・4輪車の魅力的な安定市場に向けて、参入を検討していた。

今回、同社が協業関係にあるドイツのHELLA社と協議を行い、グループ会社の「Hella-Phil., Inc.」の株式すべてをスタンレー電気が引き受けることで、フィリピン市場へのスムーズな進出を図ることとなった。

株式を引き受けし子会社化した後、資本金は日本円で約8,400万円になり、12月に、「Hella-Phil., Inc.」は、社名を「Stanley Electric Philippines, Inc.」に変更する予定。

そして、スタンレー電気は、現地ビジネスに精通する優秀な人材を含む経営基盤を確立するとともに、主に自動車用ランプの製造・販売を行っていく。

ASEAN地域の製造拠点強化
スタンレー電気は、自動車が自動運転化などに向かって大きく変化している中で、自動車照明のパイオニアとして、より認識しやすく、安心・安全に寄与するランプシステムを提供することを目指している。

光源は電球からLED、その先のレーザーへと進化することで、新たなデザイン、省電力を実現している。

そして、世界を舞台に事業を展開する企業グループとして、多くの海外拠点を保有している。ASEAN地域においても、1980年5月に、タイにおける自動車用照明機器の生産拠点としてThai Stanley Electric Public Co.を設立、その後、インドネシア、ベトナム、シンガポール、インド、シンガポール、タイ、香港、台湾などに拠点を展開している。

スタンレー電気は、今回のフィリピン進出について、ASEAN地域におけるランプ製造拠点として、従来の2輪車用に加えて、4輪車用にまで事業を拡大し、フィリピンにおける現地供給体制を整えていくことで、同社グループの業績に大きく貢献することを目指している。

(画像はスタンレー電気株式会社より)


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スタンレー電気株式会社
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