ビステオン、次世代の自動車コックピットディスプレイを発表

高性能ディスプレイ「MicroZone」の発表
1月6日、ビステオンは、高性能ディスプレイ「MicroZone」を発表した。「MicroZone」は、「CES2020(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」(1月7~10日、米ラスベガス)に出展される。

肉眼に近い、自然かつリアルな描写
ビステオン社長兼最高経営責任者のサチン・ロワンデ(Sachin Lawande)氏は、消費者が期待を寄せるモバイルディスプレイと競合するうえで、次世代の自動車コックピットディスプレイには光学性能が求められると説明する。

「MicroZone」は、自動車の信頼性を犠牲にすることなく、自動車メーカーにとって競争力のある価格にて優れた光学性能を提供する初の自動車ディスプレイとなる。エネルギー効率および費用対効果の高いデジタルディスプレイソリューションの開発・製品化を加速できるように設計されている。

次世代の高画質技術であるハイダイナミックレンジ(HDR)が用いられ、高コントラストかつ広色域なディスプレイである。ハイダイナミックレンジでは、明暗のコントラスト差が少ない幅広いダイナミックレンジをもつ画像を生成でき、自然でリアルな描写が可能になる。従来のLCDディスプレイと比べ、グラフィックスのパフォーマンスが大幅に向上する。

また、バーンイン検査(新しいコンピューターの出荷前に一定時間連続稼動させ、メモリーチップなどに欠陥のないことを確認すること)の感受性はなく、厳しい自動車認定要件を満たしている。なお、現在、特許出願中である。

(画像はプレスリリースより)


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