コンチネンタル、農業用TractorMasterタイヤがDLGテストシリーズで高評価

ヨーロッパのプレミアムタイヤの中で優勝
コンチネンタルは、ドイツ農業協会(DLG)が実施したテストで、コンチネンタルのTractorMasterタイヤは、性能や燃費、地上での到達範囲、運転効率に関して、有名なヨーロッパのプレミアムタイヤメーカーによる候補タイヤの中で第1位となったと発表した。

コンチネンタルのTractorMasterタイヤは、DLGが実施した「プレミアムクラスの性能レビュー」テストシリーズの一環として、プレミアムセグメントの農業用タイヤとしてテストされた。TractorMasterは、5年間有効のテストでプレミアム品質を認定され、2019年11月に製品認定も獲得している。

DLGテストシリーズは、さまざまな用途における農業用トラクタータイヤの効率性に関する複数のテストで構成されている。これらのテストにより、TractorMasterタイヤで走行中の燃料消費量が、テストされた候補タイヤの燃料消費量を大幅に下回ることが実証された。

TractorMasterは、ヘクタール/毎時で決定された地上での到達範囲と燃費との組み合わせの中で、その強さを発揮する。そして、同じ表面積において3位の参照タイヤよりも約3%迅速に作動し、けん引出力とパワーテイクオフとの比で最も高いタイヤ効率を示している。

低い燃料消費量と高いコスト効率
トラクタータイヤは、現場での特定の燃料消費量、地上での到達範囲、運転効率を決定するためのテストに加えて、DLGのPowerMix輸送サイクルを適用した路上性能に関するテストも受けた。

DLGのPowerMix輸送サイクル条件(変化する傾斜と水平面で36km)下で、部分負荷と全負荷の範囲で実行されたテストでは、傾斜部での転がり抵抗と低いレベルのスリップが性能面でプラスの効果を示した。

全体的な結果として、TractorMasterタイヤは、すべてのテストカテゴリーにおいて、候補タイヤに明確な差を付けて勝利した。特に、現場使用での低い燃料消費量は、TractorMasterが効率性とコスト効率を求める農家にとって正しい選択であることを証明している。

柔軟なナイロンカーカスとd.fineトレッドラグ技術
コンチネンタルの標準的な自動車タイヤと同様に、TractorMaster農業トラクタータイヤは、柔軟なN.flexカーカスと、単一のビードコア付きの新しいビード技術を備えている。

さらに、このラジアルタイヤには、特別に開発されたd.fineトレッドラグ技術が装備されており、これは、サービス寿命延長のために5%大きいトレッドラグ表面積を有している。

伸縮性ナイロンで作られたカーカス素材により、タイヤは優れた寸法安定性と衝撃強度を示し、さらに単一のビードコア付き特殊なビード設計により、サイドウォールにおいて優れたたわみ特性が保証される。これにより、土壌の圧縮が最小化し、土壌の持続可能な保全が推進されることとなる。

d.fineトレッドラグ技術はタイヤの走行距離も延長する。標準のTractor70とTractor85タイヤシリーズと同様に、TractorMasterは、コンチネンタルの自動車用タイヤ製造工場にほど近い、ポルトガルのロウザドにあるコンチネンタル独自の最先端生産工場で製造されている。

(画像はプレスリリースより)


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