フォルシア、コネクティッドカーイニシアチブのeSyncアライアンスに参加

クラウドと車両間の安全な双方向データパイプライン
フォルシアは、コネクティッドカーにおけるエンドツーエンドの無線(OTA)による更新およびデータサービスを扱う複数企業によるイニシアチブであるeSyncアライアンスに参加した。

これにより、フォルシアはコネクティッドカーの技術に、より広く参加できるようになり、将来のコックピットにおけるデジタルユーザーエクスペリエンスを強化する新しい手頃なソリューションを開発できるようになる。

eSyncアライアンスは、サーバーと組み込みソフトウェアのマルチベンダーOTAプラットフォームであるeSyncに基づいており、eSyncは、クラウドと車両の電子エンドデバイス間の安全な双方向データパイプラインを提供している。

また、eSyncは、車載デバイスからリアルタイムのオペレーションデータを収集しながら、ソフトウェアとファームウェアを無線で配信および更新することができる。

eSyncシステムは、提携サプライヤーのグローバルなネットワークを活用して、ますますコストがかかり不便である車両リコールを防ぐとともに、この分野の車両における車両ソフトウェアと機能を強化するために、自動車メーカーの新しい機会を創成するのに役立つ。

車内の快適で満足なユーザーエクスペリエンス
フォルシア・クラリオン・エレクトロニクスの最高技術責任者であるFrantz Lohier氏の説明によると、現在の消費者は家庭とオフィス、車との間のデジタル連続性を期待している。より広範なエコシステムの一部となることで、新しいコネクティッド技術とサービスの市場導入を加速させることが可能である。

Lohier氏は、「我々は、アライアンスの他の企業と緊密に協働し、クラウドへ向けた自動車のデータパイプラインを標準化することを楽しみにしている。」と語った。

そして、eSyncアライアンスのエグゼクティブディレクターであるRick Kreifeldt氏は、フォルシアについて、今日の自動車部門における技術革新の中心にあり、変化を加速する4つのメガトレンド、コネクティビティ、自律走行、ライドシェアリング、電化に対応しているとの見解を示し、次のように述べた。
「我々のオープンアライアンスにフォルシアを加えることにより、eSync仕様におけるコラボレーションに重要な声をもたらし、クラウドから、コネクティッドカーにおける多様なエッジデバイスへ向けたデータパイプラインを標準化するための主要なメリットを推進するのに役立つ。」(プレスリリースより引用)

未来のコックピットに対するフォルシアのビジョンは、乗員が、車内で自分の時間を過ごすことが可能となるために、より多用途で予測可能なコネクティッド環境を提供することである。

コネクティビティにより、車両の継続的な監視と更新が可能となり、安全、車内の快適で満足なユーザーエクスペリエンス、生産性、エンターテイメントを含む、車両の乗員向けの幅広いサービスに向けたアクセスを提供している。

(画像はプレスリリースより)


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Faurecia Press Releases(PR Newswire)
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